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Rp:49 一包化、調剤者は気をつけろ! その1

一包化をしていく上で、分包機を使って薬を袋にまとめる『調剤者』と、処方箋や患者情報を元に間違っていないか確認する『監査者』、この2人のうちどちらがより重要な役割と言えるだろうか。
僕は調剤者ではないかと考えている。

一包化におけるミスとして、よくあるのは
・薬の取り間違え(規格違いや似た名前の薬など)
・入れ間違え(朝服用の薬が夕に入っているなど)
がメジャーだと思う。
これらのミスが起こってしまい、監査をスルーしてしまうと患者の手に渡り、最悪の場合死に至る可能性もある。
実際2024年には某大手ドラッグチェーンの店舗で糖尿病薬を服用していない患者に対して糖尿病薬を一包化し
患者が死亡してしまう事故が起こっていたことが明るみになった。
この事例でいうと『ダブル監査が出来ていなかった』『直前に作った患者の薬が分包機に残っていた』など、別の問題が多々あったわけだが、今回はそれは置いておくとする。

今回僕が『一包化をする上で調剤者がより重要な役割を果たす』と考えている理由は『時間的、経済的ロスが出てくる』からだ。

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