5/29 毎年梅雨を乗り越えられるの紫陽花のおかげかも
バスタ新宿に到着し、ギラギラした車内灯と運転手の優しいアナウンスに起こされる。付けていたはずのワイヤレスイヤホンを座席の隙間に見つけ一安心し、降車する。
無理くり起こされたのとバスの座席での睡眠によりまだまだ眠い。マクドナルドに向かい、朝マックの定番ソーセージマフィンとコーヒーのコンビを買う。値上げの波が朝マックにも来てる。
席につき、ソーセージマフィンを食べながら、森道市場の日記を書いた。もぐもぐ食べながら黙々と日記である。毎日日記を書いてる人がどのくらい時間をかけているのか分からないが、ひと段落ついたタイミングで追加ソーセージマフィンをいただこうとした時、通常メニューに戻っていた。私は朝6時から10時近くなってもまだ書き終わってなかった。ここの効率化が図れない限り、習慣化は難しい。最低でも電車に乗っている1時間で書けるようになりたい。
この時期、紫陽花が道によく咲いている。もこもこもこっとしたお花がいくつも集まり、存在感を放っている。
私は紫陽花が好きである。この時期になると「紫陽花は土の養分によってお花の色が変わるらしいよ」とことあるごとに、人に伝えてきたが、実際のところはどうかわからない。
せっかくの機会なので調べてみたら、土の中の"アルミニウム"が多いかどうかで色が変わるらしい。
アルミニウムが多いと青っぽく、少ないと薄紅やピンクっぽくなるとのこと。そもそも土の中にアルミニウムなるものが入ってるのかどうかさえ知らなかった。世界はまだまだ広いし、知れば知るほど深い。
世界への興味をどこまで広げるか、どこまで掘るか。それこそがその人のアイデンティティとなると思う。であれば肩書ではなく1人の人間として生きるために、自分はなにが好きなのか、なぜ好きなのかくらいは最低限話せるようになっておくべきだと思った。
私は紫陽花が好きである。紫陽花はその花のグラデーションももこもこ具合も可愛いし、形にも色んな種類があり見ていて驚きもある。なによりもこの梅雨の時期に咲いているが、私は紫陽花のおかげで毎年の梅雨を乗り越えられていると言っても過言ではない。
紫陽花は桜と同等くらいまで評価されるべき植物だと思う。
こうして言葉にして人に伝えられるようになった時、「紫陽花が好き」は私のアイデンティティとなる。さらに土中のアルミニウムの多さによって色が変わることを先ほど知って、またさらに紫陽花への愛着が湧いた。
人間の肌の色が「良好な友人たち」が多いかどうかによって色が変化する種類だった場合、私の肌の色は真っ青であろう。
何かによって色が変わるタイプのキャラクターは多いが、分かりやすいとなんだか親近感が湧いてくる。
肌の色が真っ青で思い出したが、最近お亡くなりになった松本零士監督の『インターステラ5555』である。
宇宙の彼方にある、青い肌の住人たちが住む星の人気ロックバンドの物語で、私の大好きなダフトパンクとのコラボレーション作品。セリフは全くなくダフトパンクのアルバム『ディスカバリー』の楽曲で構成されている67分のアニメーションである。
きっと聞いたことのある曲もあるはずなので、もしあなたが、新しい映画か音楽かアニメか暇つぶしのなにかを探しているのであれば、ぜひおすすめである。インターステラ5555はその全ての要素をもっている。
p.s.青つながりだと、イカの血は鉄分ではなく銅が多いため、青いらしい。ちなみに私は恥ずかしくなると顔がすぐ赤くなる。
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