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#33 家族のいる男性が、しょうもないと思わないほうがいい話


まだ木曜日。今日を含めて、あと2日ある。肩凝りはひどいし、朝起きるのもしんどいし。こんな日は朝から訳もなくローテンションになる。

ただでさえ低いテンションを更に下げてくれる光景が、今朝も目の前に表れる。帰りの遅い夫は一番遅くにお風呂に入るが、使った洗顔フォームを元の棚に戻さない。朝シャン(死語)をした後も、持ち込んだ歯ブラシを風呂場に忘れて置きっぱなしにする。洗顔フォームの件なんか、一昨日戻してくれとお願いしたばかりの件だ。バスルームを離れてキッチンに行けば、これは片付けてくれと同じくお願いしたはずの小さな洗い物が2つ、シンクの中に残されていた。

細かいイライラがほこりのように積み重なって、私の肩凝りがまたひどくなる。気付かないうちに、眉間に皺が寄っている。マレフィセントのような顔でお弁当の準備をしていたら、手元が滑って中身の入ったタッパーを盛大に落としそうになった。


少し時間を置くとイライラは治まったが、その代わりに悲しくなった。夫はよく私との約束を反故にする。悪気はないのだろうけど、破られた側からすれば悪意の有無はあまり関係がない。きっと夫は、昔からお母さんに怒られると大人しくして嵐をやり過ごすタイプだっただろうなと思う。そして、お母さんにも繰り返し同じことで叱られていたんだろうなということが簡単に予想できる人だった。


世の男性陣、とりわけ子育て世代の男性は、奥さまからの「お願い」は割と真面目に受け取った方がいい。物事をはっきり言う私でさえ夫にはやんわりと「お願い」をするが、そう言う時のお願いはだいたい「指示」だ。そして、残念なことに家庭内の多くの「指示」は守られない。そんな時、あなたは家の中で静かに評価を落としている。あなたの職場で、何度言っても治らないミスを繰り返す部下が評価を落としているのと同じように。


そんなこと言うなよ、家はくつろげる場所じゃないか。そう言いたくなる気持ちもわかる。が、そんな人にこそ是非一度これを見てみてほしい。

河内瞬さんのマンガは面白いぞ。


それはそうとて、はあ、気が重い。また同じことを言うべきか、それとも黙って見守るか。
奥さまのお小言が多いと思う人は、一度きっちり奥さまの話を聞いて、そのルールをすべて守ってみたらいい。守っていない家庭ルールはきっと多いだろうし、煩わしいと思うならそれを省く工夫を男性にもしてほしい。

そして、これははっきりと言える。『言われているうちが花』。見込みのない部下には注意もしなくなるでしょう。家庭内に置き換えたら・・・ふふふ。野暮な話は、ここまでにしておきますね。


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