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ビーズ展の話
異性装展で訪れて以来お気に入りとなった松濤美術館で開催中のこちらへ行ってきました!
今回の展示は大阪の国立民族学博物館所蔵の資料を中心に構成されていたんだけど、比較的コンパクトにまとまっていたので気張りすぎずに観られた。
面白かったので図録を買って帰宅してから読んだけど、展示品以外の解説もたくさんあって読み応えあり。写真撮影もOKだけど更に深掘りしたい方は是非図録を買って読んでほしい。
「霊長類のなかでビーズ細工ができるのはヒトだけ。サルはビーズを通せない」という衝撃のワードを皮切りに、ビーズの起源から近代のアート作品まで、「ビーズ」を軸に時代も超えて世界一周!するような内容で見ていてワクワクが止まらなかった!
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天然素材をめちゃくちゃ地道に加工して作る原始的なものから
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とんでもなく細かいビーズ細工の民族衣装など
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アイヌのでっかいビーズネックレス(よく見ると貨幣もついている!)
かっこえぇぇ~
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超精巧な動物たちのオブジェなんかも。
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意外にも日本では近代まで装飾や調度品としてのビーズは拡がっていなくて、どちらかというと呪術的な要素が強いもの(数珠とかね)しかなかったというのも、言われてみればそうだよな~って。
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でも近年ではビーズ細工や日本製ビーズの生産の発展もめざましくて、日本のものづくりの底力を見せつけられたり。
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こういう何も入らないミニバッグが大好物なので、昭和のビーズバッグのコーナーはテンションアゲでした~。添えられている所有者のエピソード文にもほっこり。
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ビーズのアイテムを身に着けて行くと入館料が割引される「ビーズ割引」なるものがあるとのことで、家にある目についたビーズアクセサリーをガシガシ着けて行きました(別に数が多いほど割引されるわけではないよw)
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展示されているビーズの品を見て、「あ、こんなやつ持ってる!あれつけてこればよかった~!」などと悔しがりながら見てまわった。そんな見方も楽しくておススメ。ビーズが身近な生活の中に浸透しているからこそできる見方。
あれもビーズ、これもビーズ。普段の生活の中でも見つけられるいろんなものがちょっと楽しくなる展示でした。
1月15日まで。みなさんも是非!
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