イベント出店を終えての話
先日、初めてのイベント参加を終えた。
いわゆるハンドメイド系の展示販売イベント。
こういった類のものは客として参加することはあったけど、出店する側というのは初めてだったのですべてが新鮮でとても楽しかった!
在廊中は、見ず知らずの人と話すというミッションを次々とこなす、自分にとってはなかなかの精神的ハードタイム。
接客的なものは本当に久しぶりだったので、毎日出掛ける前におなかが痛くなったりと軽くパニックになっていたが、来場してくれた方々が本当に優しい人ばかりで終始静かに感動していた。
優しい世界…人間って思ったより良い人たちばかりだ。
あとこれは集客の仕方だけど、SNSなんかで「良かったら来てくださいね〜♪」では来てくれないということ。
他の出展者の方も言っていたけど、個人に直接DMなり何なりを送ってご招待をするのが一番なのだと。
まぁよく考えたら営業の基本かぁ。
学んだ学んだ。
自分の作品に値段をつけて人様に買ってもらうということ。
モノづくりという点ではずっと仕事でやっていることだけど、商品を企画して工場に作ってもらって販売店に卸して消費者の手に渡る、というルートを辿るものとは全くの別ものだなぁと実感した。
手売りというのは圧倒的に「濃い」。自ら作る大変さもあるし、売れない悲しみも大きいけど、その分売れたときの喜びも大きい。
当たり前のことだけど、身をもって実感できた。
そして、1年前に奇跡的に集まってこのようなイベント開催を実現できたメンバーに本当に感謝。
手探りで右も左もわからないことばかりだったけど、それぞれが得意なことを持ち寄って一つのものを作り上げることが出来た!ということがとても自信になった。
わたしたち、本当にできちゃった!って感じ。
文化祭が終わったあとみたいな達成感と寂しさに包まれた。エモい。
そんなこんなで、また次回!という話になっているけど、どうかな?笑
大変だったけど、第一回の反省点も交えつつ、こんなふうにしたらどうかな?と意欲が湧いてきているのが不思議。
まあ、無理せず自分のペースでちまちまやっていけたらなと思っている。
良い経験になりました。
そんなこんなで気づけばもう金木犀の香りが漂う季節。
そういえば実家に金木犀の大木があったなぁ。
子どもの頃は匂いがきつすぎ&この木にしかついているところを見たことが無い小さい幼虫がツーーっと糸を垂らして降りてくるのが嫌すぎて金木犀自体がとても苦手だった。
なのに今ではこの香りを嗅ぐと鼻の奥がツンとして、何とも言えない懐かしい気持ちになるんだよな。大人になると好みって変わるよね。
今年もあと少しで終わる。
やり残したことを急ピッチで片づけようと思ってる。