がんと共存中

2022年11月に浸潤性小葉がんのため右胸全摘。女性ホルモンを下げる薬を服用中(多分10年)。

2023年7月に甲状腺乳頭がんのため甲状腺左葉切除。

がんとその周りの組織を取り出してもらった。

だけど、見えないがん細胞まで取り出せた訳ではない。

いつか再発するか、転移するか、それとも新たながんができるか、わからない。


私は「がんの手術」をした人。でも完治とは言い切れない。

乳がんも甲状腺がんも、20年後でも再発することはある。

幸いなことに手術の後は1種類のホルモン剤を飲んでいるだけ。

なので、あまり考えないようにしているが「がんと共存中」だ。

定期的な検査は欠かせない。


○○をしたから、あるいはしなかったから、がんになったとかは思わない。

今から食生活を変えたり、水を変えたり、高額なサプリを飲んだり、壺を買ったりしようとも思わない。

がんにならないで済むのなら、なりたくはなかった。

だけど、なってしまったものは仕方ない。

今は2人に1人ががんになる時代。
宝くじよりも、じゃんけんで勝つよりも、確率が高い。

だから、がんになったことを恨んだってどうにもならない。


いつまでも元気で生きられる訳じゃない、とわかって良かったのかも。


せめてマンモ検診を受けに来る方々に寄り添える人間になれたら、と思う。



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