おふくろの味!?
一昨日、鏡開きでぜんざいを作っているときに思い出した。
実母はゆであずきの缶の中身を鍋にあけ、水で2倍に薄めて煮立たせていた。
義母は小豆からコトコト煮て作っていた。そして、義母の食べる分を少し取ったら、鍋ごともらって帰っていた(もちろん鍋は後で返却)。それで育ってきている夫は、小豆から作って当然という感じ…。
今回参考にしたレシピは、一度洗った小豆を鍋に入れ、たくさん水を入れて沸騰したら弱火で5分煮て、30分放置。時間になると小豆をざるに取り、小豆200gに対して水1リットルを入れ、沸騰したら極弱火にして約1時間煮て、30分放置。それから砂糖を好みで120~200g(なかなかの量)入れ、最後に塩を少々入れ、味をなじませるため5分煮る、という時間はかかるけど放置系。食べてみたら水っぽく感じたので、少し煮詰めた。
義母がどういう風に作っていたのかは、見ていないので不明。「ぜんざい作ったから、取りにおいで」と連絡があったら、行っていた。小豆多めだった印象。
なので自分でぜんざいを作るようになったのは、ごく最近。
そう考えてみると、実母が作っていた料理で、受け継いでいるものってどのくらいあるのだろう?
餃子は実家では100個以上作っていた。私が結婚した頃は、夫と二人分で60個くらいだっただろうか。それから子どもが2人生まれ、たくさん食べるようになると150個越えに。キャベツはレンチンしてから刻むように変更した。乳がんの手術後ニラを刻むのが辛くなったので、他の人がやってくれるなら考えても良いかなぁ。餃子は好きだし、食べたくなったらお店に行こうというスタイルに。家だと後片付け大変だしね。
あと思いつくのはポテトコロッケ。じゃがいも、にんじんは蒸してつぶし、みじん切りの玉ねぎと合いびき肉を混ぜ、成形し衣をつけて揚げる。買って食べることもあるが、時々自分で作ったものをたくさん食べたくなる。
今じゃ考えられないが、昔食の細かった娘。2歳の誕生日にコロッケを作ったら、「もうやめときなさい」というレベルでのがっつき具合。それ以来、娘の誕生日辺りにはコロッケを作っている。
玉ねぎはレンチンするし、ナツメグも入れて少しアレンジはしているけれど、基本は同じ。
それと、肉詰め。実家ではナスとピーマンと竹輪にネタを詰めていた。だけどナスはピリピリする時が多くて断念し、今はピーマンと竹輪に、玉ねぎとレンコンをみじん切りにした後レンチンしたものと、合いびき肉を混ぜて詰めて焼いている(実母はレンコンは入れず)。
実母の料理で「おふくろの味」として思いつくのは、挽肉料理ばかりって
…。
お雑煮は義母に教わった。あご(トビウオ)と椎茸と昆布で取った出汁に、酒と薄口醤油で味付け。前日に下茹でしたかつお菜、里芋、筍と人参、椎茸、鰤、蒲鉾、焼き豆腐を入れ、水から茹でた丸餅の博多雑煮。実家では筍が入らず、鶏肉が入っていた。とにかく具が多くて用意が大変。以前は3日までやっていたが、大変なのと飽きるのでやめている。
初めて作る料理や、調味料の分量を覚えている数少ないレシピ以外は、基本目分量で作る。実母や義母もそうだった。なので、材料や手順を覚えても、肝心の調味料の分量が不明という残念な状況に。まあそれは、子ども達にとっても同じなんだが。
就職してしばらく経って、少し余裕ができた時に料理教室へ通った。和食の基本で出汁の取り方や包丁の研ぎ方から、数品同時進行の手順なども。一番勉強になったのは、基本の味。
娘はカレーやハヤシライスは作れるが、付け合わせのサラダは無い。
一方息子は、YouTubeで料理動画を観ながら炒飯を作ったりもするが、野菜を使っているのはあまり見ない。
子ども達よ、それで大丈夫か?いつまでも私が作って食べさせる訳じゃないぞ。ちゃんと野菜や果物、乳酸菌、海藻とか気を付けて食べないとね。
私の作るどの料理が、子ども達にとっての「おふくろの味」になるのだろうか?
子ども達に尋ねてみたら、
娘「豚の角煮」
息子「青椒肉絲」
だそう。
角煮は、以前調べたレシピを参考に作る。かなり面倒で時間かかるので、レアメニュー。長葱、茹で卵、大根、小松菜も一緒に食べる。
一方、青椒肉絲は◯◯の素だと味が濃かったので、完全に目分量で調味料を投入。困った時のメニューで、我が家では頻出。
魚料理もしてるのだけど、印象に残っているのは肉料理なのね。
無理しすぎない程度に、出来る範囲でこれからも料理するぞ。