息子との会話
4月に晴れて高校生となった息子は、帰宅部で土日はのんびり起きる。
夫は散髪、上の子はバイトに出かけ、午前中に珍しく息子と2人きり。
私は昼ご飯、息子はブランチを食べながら話をした。
患者会で明日の母の日に、マンモ検診推進のティッシュ配りをするそうだ。だが、私はまだその域に達していないし、もしかしたら知り合いに会うかも、と言う思いもあり今回は不参加の予定。
その流れで、「ママの病気の事とか、誰かに話したかったら、話しても良いよ。今すぐどうこうと言うわけじゃないけどね。姉ちゃんは、高校の同級生に話してたみたいだよ。」と言った。
乳がんと分かったのは9月に入ってから、中体連も夏休みも終わっていた。
部活も引退していたので、そっち関係で迷惑をかけることは無かった。
手術の日程が決まった時には、私の仕事のシフトは変更してもらった。
そして、術後約3ヶ月の休みをもらった後復職した。
乳がんの宣告を受けるまでには見えなかった事の一部が、見えるようになってきたとは思う。
・腫瘍の大きさ、周囲への浸潤、遠隔転移(ステージ分類)
・女性ホルモン受容性やH2蛋白の値(サブタイプ)
・がんの組織型
・再発のしやすさや化学療法の上乗せ効果の値
・自分で見つけたのか、検診で見つかったのか
・部分切除(乳房温存)なのか全摘なのか
などにより、
・術前薬物療法(無い人もいる)
・手術
・放射線治療(無い人もいる)
・術後薬物療法
といった治療法も変わってくるため、同じ乳がんと言えど、千差万別なのだ。
自分の経験を、今後のマンモ撮影に活かしていけるものを得たいと思っている。
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