マンモ、いつ受ける? 乳房①

私は田舎の個人の乳腺外科でパート勤務している放射線技師。

マンモグラフィ検査を受けるタイミングと言えば、

自覚症状が無い方であれば、
①40歳になる年にクーポンが送付された時
②地域の2年ごとの検診の案内が送付された時
と言える。
検診は40代では2方向だけれど、50代以上は1方向になってしまう。

以前から嚢胞や繊維線種、乳管内乳頭腫などで経過観察中の方。

乳がんの手術後で経過観察中の方など。


一方、検診で「要精密検査」と言われた方も受診される。
乳がん検診とはそもそも、明らかな良性のものと、良悪性のどちらか不明(あるいは明らかに悪性のもの)をふるいにかけるもの。
だから、「要精密検査」と通知が来ても詳しく調べたら悪性じゃなかった、ということもある。
先日「要精密検査」と通知が来て、いろいろと悪い方ばかりに考えて、乳がん経験者のブログにたどり着いて怖かったという受診者の方がいた。私もその経験者の一人とカミングアウトするかどうか考えたもののいったん隅に置き、「まだ乳がんと確定したわけでもないし、ひとくちに乳がんと言っても人によって治療法はそれぞれなので、正しい情報を取りに行くのならともかく、個人のブログは参考にならないのでやめてくださいね」と言うにとどめた。そう言う私もnoterではあるのだが…。

そして、「しこりを見つけた」という方。
ここで更に三種類に分かれる。
・まだしこりが小さい状態で見つけて受診される方
・5cmくらいになって受診される方
  乳頭の変形や、皮膚に症状が出ていることも
・そして最近増えているのが入浴介助で見つかったという高齢の方
 70代以上の方でしこりと予約表に書いてあると、検査する方も覚悟するし、悪性のことも多い。            

なので、どうかこの記事を読んだ方、そしてそのご家族にも
ご自分の胸の状態を最低でも月に一回はチェックすること
をお願いしたい。男性とか女性とか関係なく。

お盆で帰省されたり、ご家族に連絡をされる方も多いだろうから、是非お伝えして欲しい。乳房のことだけでなく、定期的に健康診断を受けて早めに対処できるようにしておくことを。



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