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2ndシーズン7日目
昨晩11:00頃から走り続け、この旅のスタート地点のブルームを除いて1回目の街ポートヘッドランドが今日の目的地。
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昨晩からの鬼の逆風で、稼ぎ時の夜のうちにほとんど距離をかせげず50km
せっかく宿を取って、シャワー浴びて、睡眠も取って、飯も食ってコンディション最高やったのに💦
この自転車の旅を左右するのは、暑さでも体力でもなくて『風向き』。間違いなく風向き。
ただ50kmしか走れんかった、で済まなくて
体力その3倍は持ってかれる💦進んで無いのに乗ってる時間長いから、ケツの痛みも精神面のダメージもデカい💦
もうまぢで向かい風いらん🤬
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大体4時過ぎからうっすら東の空が明るくなり始めて日の出が5時くらい。
ハエはホンマに夜明けと共に。
もうえぇーってあいつらホンマ。
次耳の中入ってきたら🤬
上記のことから5時前に缶詰を食べる。
食べ終えたら、日焼け止めやら、サングラス、インセクトネット着用。
20年前はインセクネットなんて知らんかったな。
100kmも残してしまったので2日に分けて計画し直した方が良いなと思いながらも、とにかく行けるとこまで行こうと。
内心、今日中に行けなくも無いのではと思ってる部分もあった。
少なくとも、昔の俺は何とかしたんやから、
俺も出来るやろ!と。
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危険な暑さと給水やお店が道中あるわけではないので、ちょっと今思い出しても怖かった。
日焼け止めを塗っても腕に水泡がボコボコ沸騰してるように湧き上がってくる状態
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休憩をする為の日陰を落とす高さの木も殆どない上、風は強い逆風🌚
道中、熱線に危険を感じ、30分以内に影を見つけねば😨っと心臓バクバク。
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そこに奇跡の岩場!
この時は神様の存在を感じた💦
ありがとうございますm(_ _)m
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塩とソフトキャンディと水を持ち、休息。
その後また漕ぎ始め
16:00頃に、残すところあと50kmと言うとこまで。
ここで困ったのが向かい風が一向におさまる気配なく自転車が全く漕げない。
かつ昨晩から逆風方向に漕ぎ続け体力も限界を感じる。手で押して行こうと決断。
そんな事を考え道路脇で横になっていたところにオージーとアボリジニーの子供さん(親子ではなくアボリジニーのお子さんのお世話のお仕事なのか)が車から顔出して
「大丈夫?」と、声をかけてくれた。
「大丈夫ですが、もし水があれば頂けないですか💦スミマセン」
水はなかったのだけれど、マックのポテトと
オレンジのシェイクとライチの缶ジュースをくれて(>_<)
ほんと、人のもの、子供のもの頂きながら何やってんだろと、、、あんたの旅あんたで勝手に完結させろやってね。人を巻き込んで、人に本来不要な心配かけて、、、猛省。
これからは人に心配かけるなら辞めるか
安心して見てられる漕ぎ方をするか、どちらかにします。
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その子がくれたオレンジシェイクが、もううますぎて泣けて。。。情けなくて泣けて。
太陽の暑さが弱まる18:30
あとの50kmを漕ぐのはやめて手で押して行こうと始めた矢先、また先程オージーが戻ってきて、また「大丈夫か⁈」と聞いてくれた後は、
僕の返答は聞かずに車の後ろにゴンゾーを積み込んだ。
「ポートヘッドランドに向かってんだろ⁈」
「はい」
アボリジニーの子供に
「自転車の横に移って」と指示し
「君は助手席に座って」と。
すぐに「まだ自転車続けるんで下ろして下さい」と言えなくて、すごくホッとしてその人に感謝してる自分がいて。
そんなだったらさっきのシェイクもポテトももらうなやって言う情けなさが込み上げてきた。
車の中で「今日は44度までいった」と聞いた。
そのジェントルマンに、オーストラリアの気温の事や水がどこでも補給できるような大陸でないこと知ってなきゃ駄目だ」と注意を受けた。偉そうに言ったわけでなく、行動と準備と結果と自分で責任持てよ、その為にそんくらい知っとけ」と言う事やと。
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今日は、ホント情けない。
一度出来たことは二度出来るだろうし、むしろ経験ある分有利だとくらいに考えてたのがバカ。
あの頃の自分ともう一度会いたい、また自分の中の底知れぬパワーを引き出したいと思っているけど
全部自分の話なので
ちゃんとコントロールして人に迷惑をかけない。
ホントそれします。