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掌篇集

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詩、掌篇。または吉田悠軌さん作『一行怪談』のオマージュ。 気が向いたら続きを書く。
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2015年4月の記事一覧

夜の坂道。気がつけば遠くなる街の声。聞こえるのはせわしなく回る二輪が小石をはじく音、そして弾む息。
街灯もない通りでわたしを荷台に乗せて走るあなたの背中は、途方もなく眩しかった。
『下町』