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眞砂以田子
2015年3月27日 16:44
体は火照っているのに、指先と思考はいっそすがすがしいほどに冷めていた。苦しみの先に希望があるなどというのは、おとぎ話のなかの幻想だ。『細雪』
2015年3月27日 07:30
「星って燃えているんですってね。こうして、ゆっくりと」「それってとっても素敵なことだと思うの。わたしにはまだ、彼がほうほうと燃えている気がするのよ。ずっと目に焼き付いてね、離れないの」『三千光年の悪夢』