今年の秋、生まれてはじめてひとり旅をした。 もともとひとり行動は苦にならない性格だから、「ひとりで旅行なんて、なんて寂しいの!」なんてこれっぽっちも思わず、総じて楽しい旅になった。 そして、家族や友達との旅行は楽しさや笑いを共有できる幸せな時間だったんだなあ、としみじみ感じた旅でもあった。当分ひとり旅はしないと思うけど、数年に一度ならいいかもしれない。 そんな旅のお供に選んだ本は、藤崎沙織著『ねじねじ録』。最近のinstagramで文庫本出版について知り、私としたことがまだ