
ちょっと、思い出話など。(スパイになれなかった彼)
#映画にまつわる思い出 なんてみてしまったので、ちょっと思い出話など。
こんにちは。
23designworksの一ノ瀬ふみです。
高校の入学式の日に、同じクラスの一番前の席に座る彼をみて、「あの人かっこいい!!」と親友に耳打ちしたのも鮮明に覚えてる。
そして、思ったのです。付き合うならこのひとだな、と。
その入学式の日から、お互いが野球部に入部し(ちなみに、彼は野球部に入るかどうか迷っていた時に、わたしがマネージャーになると聞いて入部を決めてくれたらしかった。そのときからはじまっていたのかもしれないなぁ。同じ病院でわたしは1日生まれ、彼は2日生まれ。ちょっと運命かんじちゃうっぽかったもんなぁ。)、部内恋愛禁止ながら、とても仲が良くて、あれは…17歳。高校3年生のとき。お付き合いするかしないか…してたのかな、の、その彼と、とあるお休みの日に映画を観に行きました。
あの日、来ていたTシャツまで覚えてる。とても、暑い日でした。
暑い日なのに手を繋いで歩いて、初めてふたりで観た映画は、『ミッション:インポッシブル』。
開始数分で、誰かひとり残虐に殺害されるシーンがあるんですよね。そういうのが苦手な彼が、ちょっと怖がっていたのを思い出します。
110分、しっかり観て、おもしろかったね、って劇場を後にしたときの彼の笑顔と、ひとことが忘れられません。
「おれ・・・将来スパイになりたい!」
彼は、背が高くて、顔もかっこよくて、スポーツ万能で、頭も良くて、そして、とてもピュアでした。大好きでしたよ。
彼は大学に、わたしは専門学校に進学のために上京して、半同棲みたいに1年ほどだったかな。
いけなかったのは完全にわたしで、結局彼とはお別れすることになりました。つらかったなぁ。いや、いけなかったのはわたしです。わたしが1000%悪かった。
別れてから、顔を合わせたのは4回。
1度目は、なんとかよりを戻したくてわたしから会いに。
2度目は、家に荷物をきたのかな。あと、彼が好きだったわたしの手料理があって、材料を買ってきたんだったっけ。
3度目は、野球部の同級生の集まり。わたしは彼とは目も合わせず、会話もしなかった。完全に無視しちゃった。
最後はわたしもムスメといっしょで、「こんにちは」と声をかけたムスメに、「はい、こんにちは〜」とやさしく返してくれました。
彼はスパイになることはなくて、大学を卒業して地元に戻り、公務員になり、看護師さんの奥様と結婚し、今は3人の娘さんがいらっしゃいます。
めっちゃ堅実。
もう何年経ったんだろう。
彼だったなぁ、わたしにとっては、、、と思うことが度々ありますが。
昔の男は美化される。と思って、ただいま絶賛お茶飲みともだち募集中です。
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