20210307手紙
あなたへ
2021年2月4日、私の元に来てから1ヶ月程になりますね。
居心地は如何でしょうか?
私の元に来てくれたこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
思い返すと、あの時の出会いは三者面談のようで、貴方は、あの空間で静かに優しく耳を澄ましているような佇まいでした。貴方は私の元へ行くかどうか検討されていたのでしょう?
帰り際に、石の師匠から差し出され譲って頂けるなんて…。余りの突然なことで、一瞬の間にいく層もの様々な感情が湧き起こり巡って動揺しました。
憧れの水晶球。
ほんの少しだけど、師のクリスタルへの眼差しと関わり合いを見ているからこそ、その師から手渡されるということが、バトンのリレーみたいで受け継ぐことの喜びや切ない気持ち、覚悟と責任みたいな思い。
相反する思いが巡ったけれど、全てを良しとし、それはもう是非とも大切に受け継がせて頂きます!と、辞退する理由なんてありませんでした。
私が選んだのでは無く、貴方に選んでもらえたのだと思います。
始めは貴方を見つめていると、自分が何を見ているのか、見ようとしているのか、何が見たいのか、分からなくなりました。知りたいと思って目を凝らしてみても何も見えなくて。
私のこれまでの大半は天然石、アクセサリーに触れ続けているのに、好きとか嫌いとかではない感覚なのです。ふと思いました、私はいつも空を見上げて雲を見て星を見て憧れを抱き、宇宙の星々を地球のクリスタルへ投影してみているのだと。この惑星は水晶球でその中に自分が入っているような感覚。私はクリスタルに恋心のようなものを抱いていたこと。
愛おしくて大切にしたいと思うものは、美しくて儚くてそっとしておきたくてそのままにしておくと、しれっと誰かが持っていってしまったり、いつの間にか消えてしまう。
全ては散り朽ちて流転するのに、好きなものや守ること所有する意味はあるのでしょうか?
だから今まで認めようとしなかった。
私はそうゆう「特別感」的なことを曖昧にやり過ごしてきました。
でもこれからは素直に、ただ、その「特別」と思えるものが地球でその形になる前の最初の動機、始まりの点の様なものを知りたいと思う。それはきっと唯一無二で地球に存在する理由だと思うから。
そして、始まりから今ここに在るまでのリレーの連鎖を感じながら次へ美しくバトンできるように関わりたいと思う。
クリスタルから感じる何か響きのような、ミストのような、霧のような、レイヤーの層が流れていて、どう表現して良いかまだ分かりませんが、何か発している?記憶が蘇ったり想像力が膨らんだり、楽しいです。
私がその雰囲気を知覚し、コミュニケーションできるような共通言語的なものがあったら良いのに…。
私は貴方と沢山の経験を共にし、お話ししながら色んな時空間のゲートを広げて行けたらと思っています。
貴方の動機とこれまでの経験、私の動機とこれまでの経験から、互いに受け継いできたものを組み合わせて、何を未来に創造し託していけるのか?刹那的だけど私の限りある命の時間があるうちに、とても美しい未知なるものを共に作っていけたら幸いです。
これから、末永くどうぞ宜しくお願い致します♡
貴方を私に手渡しこのお手紙を届けてくれた、石の師匠に感謝とともに。
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