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「機能運動性」という概念を初めて知りました〜「老化のせい」とあきらめなくてよいみたい!

今年の9月7日にKindle Paperwhiteを購入したと以前のnoteで書きました。
防水機能付きとはいえ、いまだ、風呂でKindle端末を使う勇気が持てておりません笑。
一方、たまに職場でランチタイム読書はするようになりました。 

Kindle端末購入特典として、Kindle unlimited3ヶ月分無料をゲットしました!
というわけで、Kindle unlimited対象本の中で気になったものをぽちぽち端末にダウンロードして、ぱらぱら読んでいます。

その中で、最近読んで「これ、知りたいことだった!」と面白く読めたのが、
米国のカイロプラクターである仲野広倫(なかの・ひろみち)氏の
『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』です。

人気の本のようで、noteにいくつも書評や読書記録があがっっていますね。

ちなみに、こうした医療系の内容の本については、参考文献(できれば英語文献)が巻末などに掲載されているものは信頼性あり、という判断基準で選ぶようにしています。
こちらの本は巻末に参考文献リストが載っており、すべて英語論文等でした。

著者の仲野氏の職業であるカイロプラクティックドクター(DC)、カイロプラクティック認定スポーツ医(CCSP)は、米国では「医師」の資格の一種だそうです。「医療系資格」という意味ではなく「医師」ということなのですね。

カイロプラクターについて、「日本は法的資格制度がなく業界は玉石混交の状況です」と、日本カイロプラクターズ協会のウェブサイトに書かれています。


さて、『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』を読んで刮目した箇所はいくつもあります。
中でも印象に残った箇所を以下に引用します。

激しい運動は何もしていないのに「なぜか最近、椅子から立ち上がるのがおっくうになった」「階段を上がるのがつらい」「靴のへり方が左右異なる」「つまずくことが多くなった(普段つまずかないところでつまずく)」といった、ちょっとした不具合は簡単に起こります。  
これは、 機能運動性 が衰えているサインです。

機能運動性とは
 柔軟性(関節の可動域)、
 安定性(筋肉の強さ)、
 バランス(動きの協調性)
の総合得点で、カラダを動かしたいように動かせる能力です。一生動ける疲れ知らずのカラダをつくる鍵は機能運動性の向上にあると断言します。


年齢とともに筋肉量や筋肉につながる神経量が落ちます。すると、筋肉の中にあるグリコーゲンの量が少なくなってパワーが出なくなります。当然、カラダも動きにくくなります。血液循環も悪くなり、細胞の回復も遅くなっていく。これが老化です。誰にも止めることはできません。

わたしは「みんなつねに老化しているのです」と答えます。
毎日機能障害を起こす動きをしていれば正す。加えて、将来の機能障害を防ぐトレーニングをする。これは 20 歳にとっても 90 歳にとっても大切なことで、実践すればいくつの方でも必ず効果が出るものです。

『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』より

上記を自分の頭に入りやすいように以下にまとめてみました。

①「平地でつまづく」といった「ちょっとした不具合」は、「機能運動性 が衰えているサイン」

②「機能運動性」とは、「 カラダを動かしたいように動かせる能力」のことで、柔軟性(関節の可動域)、安定性(筋肉の強さ)、バランス(動きの協調性)の総合得点

③老化は止められないので、毎日機能障害を起こす動きをしていれば正し、将来の機能障害を防ぐトレーニングをすることが大切

そっかー、自分で動きを正し、トレーニングをすれば機能運動性を取り戻せるのか!とかなり明るい見通しが持てました。

この本で紹介されている「正しいカラダの使い方」は、座り方(あぐら、正座)、椅子からの立ち上がり方、寝る姿勢・起き方、物の持ち上げ方・運び方、呼吸の仕方、です。
紹介されているトレーニングは、片足立ち筋肉リリースと、椅子スクワットだけ!
しかも、椅子スクワットは、10セット×3回を、週2回だけでよいとのこと。

なぜ「片足立ち筋肉リリース」なのかというと、以下に引用したとおり、座りっぱなしで股関節まわりの柔軟性がなくなっているため、これを解かなければならないからだそうです。

運動不足のビジネスパーソンはほとんどの場合、座りっぱなしで股関節まわりの柔軟性がなくなっています。忙しい生活でプレッシャーを受け、交感神経が優位になっているはずです。週末のヨガをおすすめします。ストレッチ効果より、しっかりと腹式呼吸をおこない瞑想すれば、精神的にも肉体的にもリラックスする時間になるでしょう。

腰痛の人は電気治療したり、腰にさまざまな処置をします。しかし、 前太ももの筋肉をリリースして、股関節のロックを解かなければ腰痛は解消されません。 人間のカラダはまず軟部組織(筋肉や靭帯)が癒着し、次に関節可動域の低下が起こります。負荷がかかり、硬く癒着した筋肉を動かすことで血液循環を改善させ、よく働くようにするのです。第4章の片足立ち筋肉リリースは、現代人に多い股関節の機能障害を回復させるための運動です。

『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』より

最近とみに、平地でつまづいたり、片足でよろけたり、しゃがむのがつらくなったり、普段のささいな動きがすごくぎくしゃくしてきて、本当にまずい!と感じていました。
素人判断でストレッチがいいのかなとYoutube見ながらストレッチしていたりしたのですが、対策の方向性が完全に間違っていました。
この本のおかげで今、その間違いに気づけてよかったです!




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