夢と目標は常に持ち続ける
なんだか身の上話と感情ぶつけるような記事ばかり書いてしまう自分が気恥ずかしくなります。だけど書き出すことでなんだ整理がつきます。しばしお付き合いいただけると嬉しいです。
さて今回は看護師になった経緯についてです。
生活するのが精一杯で希望もなかった思春期
将来の夢を描く事さえ罪悪感がありました。
どん底だった私には、夢を持つきっかけを与えてくれた人がいました。
その人との出会いがなかったら、きっと今も世界は悲しい場所だって思いながら生きていたかもしれません。
出会いは何かのチャットゲームで知り合った同い年の男の子でした。
とても不思議な人でした。話しているといつも希望や夢、楽しいこと、発見したことなどばかり話す人でした。
将来は総理大臣になりたいとか、弁護士になりたいとか、だから勉強が凄く楽しいと言っていました。勉強が楽しいって語る高校生なんて後にも先にも彼だけです。私は正反対でしたから。それに随分と希望に満ちててキラキラしているように見えました。
今思うとお互い自分の素性を知らない、詮索しない、偏見なしの話し相手が欲しかったんだと思います。
時々話をする、ただ会話するのが楽しかった。
看護師になってからも時々近況を伝えていました。
約10年以上話をするだけの関係でしたし、
ちなみに顔も知りませんし、会ったこともありません。
これは看護師になってから知りましたが、
彼は小学生の頃に白血病を患っていたそうです。
なにかの縁だったのか、偶然にも私は看護師になって1番最初に所属したのは、血液内科でした。
抗がん剤治療の辛さは日々、目の前で見ていたし、この治療期間を乗り越えていた人だったんだと思うと。あの時の言葉の一つ一つがなんだか特別に思えたのも納得がつきました。
そんな彼に、なぜそんなに輝いて見えるんだろうと質問をした事があります。
「どんな事でもいいから、目標と夢は常に持ち続けるようにしているんだ。」
その言葉をもらってから、私は夢探しを始めました。
ただ勉強も運動もあまり得意ではなかったし
とにかく自信はなかったし
生活を支えるためにバイトは沢山していたし
進学をするにも、お金がかかるし
言い訳ばっかりで
なかなかこれってものは見つからなかったけど
色んなことに挑戦し、
趣味を持つきっかけにもなりました。
教えてくれた事は今でも大事にしている心得です。
今どうしているかはわかりませんが、あの時、出会い、夢を探すきっかけを作ってくれたことに。とても感謝しています。
ここまで書くと好きだったんじゃないかって思うかもしれません。
でも当時私は自分を最低な人間だと見ていたので、当然彼は高嶺の花に思えて、好きだとか思うことすらも恐れ多くて。笑
両思いになりたいとか付き合いたいだとか
そういう事は考えていませんでした。
どちらかというと当時は憧れが強かったです。
私もこんな風になりたいなぁって思える人でした。
そう思うと彼と話ができるっていうのは、
当時の私の希望だったのかもしれません。
そんなこんなで高校三年生の時、
学校でインターシップというものがありました。
私はなんとなくで、看護師の仕事を選んでいました。
そして御礼奉公の制度について知りました。
看護の仕事よりも、目に入ったのはそっちでした。笑
病院が学校に通う間の奨学金を出す代わりに、借りていた年数分を卒業後に就職し働けば返済できる制度です。
つまり、年数分働けばお金を返さなくてよかったんです。
これなら経済的負担をかけずに進学できて
尚且つ就職先も決まっている。
それから看護の仕事について調べました。
自分には無理かもしれない、と思いましたが
実際に現場でみることにしました。
多くの患者さんを見たのも新鮮でしたし、
何より看護師さんの立ち振る舞いに感化されました。
とはいえ、人の命を扱う仕事。
なんとなくで決めるのも抵抗があり、
高校卒業後は、看護助手として働くことにしました。
看護助手とは、病院で看護師さんの補佐をする仕事です。とくべつな資格は必要ありません。
現場で働いて、看護師の仕事を目の前にして、患者さんと関わる。それでも看護師になりたいと思えるかを試しました。
すると、助手の仕事はすごく楽しかったんです。
すごく大変だったのに楽しかったんです。
仕事を通して出会った同僚も患者さんも多くのことを教えてくれました。
そんなある日、看護学校に通いながら助手として働いてる先輩が私に言いました。
「私が言うのも変だけど、あなたには看護師になって欲しい。看護師になるべき人だと思うんです。絶対いい看護師さんになれるから、頑張ってほしい。」
そう言ってくれた先輩が学校を紹介してくれました。
彼女は学年でも主席だったそうです。
いくつか看護学校受けては落ちていたけど
彼女が教えてくれた学校に合格をしました。
入学した時、先生がこんな話をしました。
「看護師は成るべき人が呼ばれてなる職業だと言われいます。誰でもなれるわけではないのです。
あなた達はきっと看護師になるために選ばれて呼ばれてきたんです。」
私は、あの時出会ったAくんと先輩の言葉を励みに看護師になることができました。
辛い仕事ではあるし、私はこの仕事で心身を壊したこともあります。今はその休憩をとっています。
私は時々占いをしてもらうことがあります。
たまたま出会ってきた占い師さん達には、
全員が口を揃えて看護師だと言い当ててくれました。
この仕事に出会えた事はきっと偶然じゃない。
天職なんだって思ってしまう事もあります。
そう思うと、看護師という仕事に就けた事は宿命だったかもしれません。
希望がない、何をしたいか分からない、この先が真っ暗に思う時は
そんな時は夢を見つけるという目標持つのも良いかもしれません。
それを見つけるのは簡単じゃないけど、
見つけるための行動を取る事だけでも大きな一歩だと思います。
なんだっていい、希望と夢を常に持ち続ける。
それが私の人生を大きく変えました。
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