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うちの七味知りませんか?

note始めてから、それなりなペースで投稿してますが、ちょっとヘビーだったり、硬めな内容が多かった様な気がするのでちょっと小休止の意味も込めて、少し緩めで短めの内容をお届けします。

【第1章】ピリ辛が好き!

元々うちの奥さまは、味付けは甘辛い味付けが好きだったので炒め物やきんぴら等には良く鷹の爪が刻んで入っていました。

こってりした甘辛の味付けにちょっとピリッときいてる唐辛子って美味しいですよね!

【第2章】子供の為に…

その後子供が生まれ、子供も同じ物を食べる時期になって来たので、勿論我が家でも調理の時に刺激物(唐辛子等)は入れる事は無くなり、「一味」や「七味」等は当然「後で入れてね」的な流れになっていました。

そこは当然だと思うし何の問題もありませんでした。

【第3章】後入れの習慣

何故なのかは分かりませんが、子供がそこそこ大きくなって「わさび」や「唐辛子」等の刺激物を食べられる様になっても調理時に「ピリ辛」の味付けをする事が復活する事はありませんでした。

ですので「一味」や「七味」なども当然の様に後で入れるのが普通になっていました。

【第4章】薬味の存在意義は?

しかし、ここ2.3年になって急に「一味」や「七味」「粗挽きコショウ」等を食べる時にかけようとすると

一口も食べる前から味を変えるって作った人に対して失礼じゃない?」

と奥様は言い始めました。

僕はどちらかと言うと、あまり辛いものが得意な方では無いので入れると言ってもほんの「薬味程度」です。
それでも「作った人にとってはそんなものかなぁ」と思い一応半分くらい食べてからかける様にしました。それが例え「冷凍うどん」だとしてもです。

【第5章】めんどくさい

だんだんめんどくさくなって来たので「一味」等薬味的なものを入れた方が合いそうな料理でも入れる頻度が下がって来た頃です。

たまたまその日は帰宅するのが遅く、奥さまも遅かった為か晩御飯は「冷凍うどん」でした。
流石に「うどん」なので、少し食べてから入れれば文句は言われないだろうと思い少し食べてから「七味」を入れると…

また一口も食べる前に入れたの?作った人の気持ちがわからないの?

ってキレキレで言われました。

こう言われるのが嫌だったので、めんどくさいとは思いながらも、少し食べてから七味をかけたので、そこは「少し食べてから入れたし、ここ一年ぐらいはいきなり食べる前から調味料かけたりした事無いよ」と言ったのですが、加害者にとって不都合な真実なんて無かった事にされてしまいます。

わたしいつも見てるけどなんでそんな嘘をつくの?

流石に腹が立って「頼むからうどんに七味くらい好きに入れさせてくれ。薬味は何の為にあるの?」ってついつい言い返しちゃいました。

【第6章】Lost

その日を最後に我が家から「七味」や「一味」という存在が失われました。

「七味無いの?」と聞いても「・・・・」という声にならない冷え切った返事が帰ってくるだけで、キッチンにはいつまで経っても中身を補充されることの無い「七味」の空き瓶が他の調味料とともに並んでいます。

我が家に残る調味料が日に日に失われるのではないか心配で眠れない日々が続いています…

あとがき

簡単に今回のエピソードを解説させて頂くとしたら、「認知の歪み」の時にお話しした「全か無かの思考」が影響してると思われます。

うちの奥さまにとって「僕」という存在は、完全に「脱価値化」が完了して「何にも役に立たなくて私を不幸のどん底に突き落とした張本人」と捉えられています。

そこが全ての思考のスタートラインになるのですが、今回のエピソードの流れだと、
ダメ夫の好きなもの」=「全て不要な悪
という理論に基づいた思考だと思われます。

これは僕が、配偶者の障害に気付かなかった頃のエピソードだったのですが、配偶者が「自己愛性パーソナリティ障害」だと知る事で、その思考に辿り着きました。

“それ”を知るまでは「何故?」という疑問との戦いで、加害者に聞いても「意味のわからない論理」を「暴言」という刃に変えて振りかざしてくるだけで、正しい答えを教えてはくれません。

だから、それを知った今なら、配偶者が本人にとって都合良く解釈している「僕の好きなもの」、例えばそれは「インターネット」だったり「ツイッター」だったり「パソコン」や「ゲーム」やその他の様々なものから「七味」までが全て「不要な悪」と思い込んでしまっている様です。

僕から言わせれば「特別好きで好きで無いと死ぬかも」と言うよりは「今の生活の中で常識的に利用するもの」と思っていてもそれを
楽しむ」=「
としか見えない様です。

この様な一見理不尽に見えて、その裏に隠された心理が理解できると「なるほど( ,,-` 。´-)ホォー」と自分で感心してしまうのですが、この様に感じたエピソードがまだまだあるので、また機会があれば「note」にしていきたいと思います。

ちなみに我が家のキッチンから七味が消えてから、そろそろ1年が過ぎようとしています。




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