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「オールドスタイルフィギュアとライニングフィギュア」 ─type the END vol.06

ふー。本業が落ち着いてきたのでやっとこさ書けます。

今回は文字の中でも数字に関して。「オールドスタイルフィギュアとライニングフィギュア」のお話です。

数字の種類

数字には大きく分けて二つ種類があります。一つはアラビア数字。我々が今使ってる大半はこちら。もう一つがローマ数字。よくドラクエとかで使われてますよね。ⅠとかIIとかIIIとかです。

今回お話するオールドスタイルフィギュアとライニングフィギュアはどちらもアラビア数字の一種です。

オールドスタイルフィギュアとは?

まずは形を見てください!

上がオールドスタイルフィギュア、下がライニングフィギュアです。おそらく多くの人はライニングフィギュアを使用しているかと思います。

通常であればそれで問題ないのですが、英語で本文などを組版するときはオールドスタイルフィギュアを使用することがお作法だったりします。実際、小文字の多い文書では、文字の高さに抑揚がつき、オールドスタイルフィギュアの方が自然と馴染んで見えます。

「でも、日本人だから英語で本文組まねえし!(爆)」

ですよねー。(^_^;)

でも、それ以外にも美術展のキャプションとか、歴史を感じさせたい書籍のノンブル(ページ数)とか、ちょっとしたところに使われてるとグッとオシャレに見えますよ!とにかくデザインは手持ちのカードが多い方がいざって時に役に立ったりするので。

ちなみにですが、名前から御察しの通り、もともとアラビア数字はこのオールドスタイルフィギュアを発祥としています。ライニングフィギュアは中流階級の個人商店の店主などが看板に用いられることで広まったそうです。

実用性で言ったらライニングフィギュア!

決算書とか、数字を重要視する場面では、ライニングフィギュアを用いた方が見やすいのでオススメです。さらにいうとプロポーショナルフィギュアとタビュラーフィギュアという違いなんかもあったりします。違いはというと等幅フォントかどうか?です。文字としてのキレイさを重視するか、はたまた表組みにした時に見やすいか?で使い分けるんですが、、、

最近ではタビュラーがほぼデフォルトになってるみたいで、逆にプロポーショナルを見つけるのが大変でした。。(ちなみにGothamがプロポーショナルみたいです。)

深く調べたい方はこちらからどうぞ!英語サイトですけど。。

さて、本日はここまで!次回は何にしようかな??

ま、帰ってビールでも飲みながら考えよーっと☆

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