「リガチャとオルタネート」 ─type the END vol.03
前回はOTFの説明をしましたが、その中で「OTFだとリガチャが使えるよ」なんてことを記載しました。「リガチャって何よ?」て人も多いかと思うので、今回はリガチャに関して。
リガチャ=合字、つまり2つ以上の文字が合体した文字!
ま、百聞は一見に如かずってヤツなんで↓コレす。
なんのためかって言うと、、
昔々まだ活版印刷だった頃の話。隣同士の活字が、ぶつかってツメが綺麗にならない時に、あらかじめくっついてる状態で代わりに使った文字セットの事ス。こんな感じ。
まあこれを発端に様々な合字が発展して言ったわけス。セリフ系の文字でリガチャなんて使ってると「お!オシャレやねー」と思われる事間違いナシ!
ちなみに今だとリガチャなしで普通に組めちゃいます。なので使いたい時は
1.リガチャありのフォントを選ぶ。(今回はGaramondを使用)
2.欧文合字の設定をONにする
Ai、PsともにOpentypeの中から上記のような“fi”のアイコンがあるので、そちらをクリックするとONになります。
オルタネート=異体字、ちょっと形が違う文字!
ついでなんで、もひとつOTFの便利機能を!オルタネートといって、ちょっと違った形を使えるというもの。例えばこれ
どちらも同じテキストデータ「Eeny, meeny, miney, mo.」です。ただ、見てみるとわかる通りEや2つ目のy、最後のmなど少しずつ形が違います。こちらもリガチャ同様にOpentypeの中の「スワッシュ字形」や「デザインのバリエーション」アイコンをONにすることで使えます。
最近はスクリプト系の書体に多く搭載されてるみたいですね!ちょっとしたあしらいを変えたいときに使うとグッと華やかな雰囲気になりますちなみにここで使ったのはBickham Scriptです。
次は、Type&の記事と同じ流れでイタリックとオブリークに関してにでもしようかな。。