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こどもの絵画展
こどもの絵が佳作になり飾られるというので家族で見に行ってきた。
カラフルなおうちが3棟、かわいらしいリスが2匹たくさん木の生えている中にいる。リスの周りには小さなどんぐりが所狭しと敷き詰められている。
あったかくてかわいくて自然と笑みがこぼれてしまうような絵だった。
上の子の絵はいつも周りの景色まで細かく描かれている。塗り絵をした時にも周りの景色が描かれていないと自分で書き込んでいる。この間はカエルの周りにたくさんの雨粒を書き込んでいた。描いた絵について質問するとその絵の状況を細かく説明してくれ、自分なりに設定を考えて描いているのがとてもおもしろい。
たくさんのこどもたちの絵を見たけれど、どれも上手に書くことより感じたことを絵にしているから、大きさは印象が強かったものが大きいし、色も好きな色を使っていて自由でわくわくする。
日本以外のこどもの絵もあったが、海外のこどもが描いた絵はなぜかそうだとすぐわかることもおもしろかった。絵の描き方にも国ごとに傾向があるのだろうか?
先日、「丸木スマ」さんという70歳を過ぎて絵を描き始めた方の展示会を見に行った。丸木さんの絵はとても自由であたたかく、のびのびとした感性に衝撃を覚えた。70歳を超えてなおどこまでも自由な感性を持ち続けること、自分を飾ることなくそのままで面白がること、常に新しい挑戦をし続けること、なんて素敵に年を経た方なのだろう。あまりに面白くて珍しく会場を2周してしまった。こんなに見たそのままの気持ちで絵を楽しめたことは久しぶりで、余計な気持ち抜きに楽しさで打ち込んだものは、見た人をこんなにあたたかくわくわくした気持ちにするのかと感動した。
十代や二十代の周りの目を気にして、自分がどう見られるかばかり気にしていたころと比べると、三十代になり随分楽になった。人から見た自分を気にするよりも、自分自身の気持ちを大切にできるようになった。これからの時間で私もどんどん自由になれたらいいと思う。