ストーリーを買うという体験
こんにちは、"_dawn_"です。
今回は、思い入れ深い買い物をした話をします。
何かというと、こちらの一足のスニーカー。
どうですか!個性的な柄が可愛く、モノトーンの服装にワンポイントで映えそうな一足。
こちらは、ヘラルボニーさんがbrightwayとコラボして作ったスニーカーで、柄はヘラルボニーさんとIP契約している小林覚さん作です。
そもそも、ヘラルボニーって?
「異彩を、放て。」という鮮やかなミッション
株式会社ヘラルボニー
2018年に設立した、企業・自治体・団体・個人の抱える課題に対して、福祉を軸としたアプローチで社会実験を共創している企業です。彼らは自身を福祉実験ユニットと称しています。
ちなみに記事のサムネイル画像もヘラルボニーさんで持っているIPの作品たち。
同社のミッション
「異彩を、放て。」
この言葉がとても良いなと思うんです。知的障害をもつ方の感性から生まれる作品を「異彩」と表現したワード選びと、語尾を「放て」と命令形にしているところが好きです。
「放つ」でも「放とう」でも、ミッションに仕上がっていたかも知れませんが、これから世に出ていく作品たちや、それを通して新しい障害のイメージが広がっていくであろう力強さを感じます。
その他にも、社名や創業に至るまでのストーリーも全てが意味で繋がっていて、個人のストーリーと社会的意義がしっかり繋がっている。
そして、ミッションに向かって直向きに進んでいるような、そんな印象の企業です。こんなに応援したいと思える企業はなかなかない。
スタートアップ界隈で最も注目される企業の一社
そんなヘラルボニーさんですが、2024年9月に開催されたCATAPULT GRAND PRIXではプレゼンで優勝しています。
たったの7分で心を揺さぶられる魂のプレゼン、一見の価値ありです。
世界の人権感覚が前に進む
同社は今年、あのLVMHが設立した世界各国の革新的なスタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」にて、日本企業として初めてのファイナリストに選出。5月にはフランス・パリで開催された授賞式にて「Employee Experience, Diversity & Inclusion」カテゴリ賞を受賞しています。
そして、LVMHの事業支援プログラム「La Maison des Startups LVMH」に参画し個別のサポートを受けることが決定。同社初の海外拠点としてフランス・パリに現地法人を設立しています。
障害=欠落
障害者が作る=安い
この固定観念が本当の本当に変わりつつあると感じます。世界の人権感覚が前に進もうとしています。
ストーリーを買う満足感
そんなヘラルボニーさんの品物で、私が一目惚れして買ったのがこちらのスニーカーだったんですね。
一足のスニーカーとして好きなのはもちろん、何よりこの企業のミッションに共感し、そのストーリーを応援したいと思い、一株買わせて頂いた、そんな感覚です。
ちなみに、購入時の経緯も印象に残っています。実はこのスニーカー、私が見つけたときにはもう受注生産が終わってたんですね。それを諦めきれなくて問い合わせさせて頂きました、「応援の意味も込めて一足買わせてください」と。
ありがたいことに快く個別販売頂きまして、待つこと数ヶ月。スニーカーとしてはいいお値段だったのですが、到着してご対面したときにはホクホクとした気持ちになりました。
ご対応頂いたご担当の方には感謝です。
今回はストーリー買いをして大満足した話でした。皆さんは、その品物そのものではなく、ストーリーに惚れ込んで買い物した経験はありますか?そういうお買い物もいい体験ですよね、ではまた!