X-Oasis~第2のプラットフォーム幻想的呟き
X-Oasisが、「好きな自分で好きな事をやれる」第2のプラットフォーム…というツイートに反応して、妄想を膨らませたノートです。
第一のプラットフォームであるVRChattは、欧米的な価値観である『リアルはリアル、バーチャルはバーチャル』に根付いたプラットフォームだと感じてる。
レディプレイヤーワンの結論もそうであり、VRChatは経済の導入が皆無なので見事にリスペクトしているといっていい。
レディプレイヤーワンでも演出されていたがバーチャルの世界にリアルマネーが絡むのは悪という見方なのだろう。広告も悪とされており、VRChatにも広告はないので共通点は多い。
バーチャルなプラットフォームとして経済システムを組み込んだセカンドライフがVRに行かなかったのもそういう事なのかも知れない…。
X-Oasisが汎用プラットフォームになるとしたら…
さて、X-Oasisがもし『好きな自分で好きな事』ができるぐらい汎用的なプラットフォームになるとしても、【気がついたらそうなっていた】だろう。
VRと経済を繋げた結果、そのまま利益を追求していったら、そうなっていた…という奴だ。
投資が降ってくるVRChatの母体とは違い、投資を受けにくい体質のX-Oasisは営利的な組織であり、経済的価値が算出されなければ、運営も稼ぐことができないからだ。
プラットフォーム化は予定しているが、暫くはオープンワールドにせず、配信やSNSからのURLクリックの直接参加型、マッチング型、フレンド参加型になると思われる。ワールドを渡り歩く…というよりもワールドインスタンスに人を集める感じになるだろう。
僕は、ワールドがオープンなのは初動の困惑しか産まないと思っている。VRChatに最初にログインした時のあの虚無感、人にも開発にも放置されている感覚を僕は忘れていない。
ワールドがオープン式になるとしたら、ある程度知的な対話が可能な優秀なAI等を導入できるようになってからだろう。ちゃんとチュートリアルの相手をしてあげるAIがいて…読もう小説で妄想されるVRMMOのアレである。
AIには注目はしているが実行コスト面での実用化が遠そうなので、あまり考えてはいない。
どちらにせよ、一人で漠然とインストールして起動する…ではなくて、なんらかの関連性のある中で必要に迫られて、インストールしていて、最初から関連性の高いワールドで関連性の高い人といる状態からスタートするべきである。簡単な例であれば、ツイッターの招待URLを叩いたら…とかでも良い。(VRChatがこれをやらないのは、バーチャルはバーチャル、リアルはリアルであるからなのだろう)
VRChatと経済と著作絡み
これは完全に経営者視点での話だが、VRChatのように広告も置かず、ユーザーからもサービスの対価を負担させないで、ユーザーコンテンツの著作絡みが無法地帯化で、投資資金を主軸に回っているサービスには、魅力を感じない。
著作権の尊守がしっかりしていないとビジネス界から基本無視される。エンドユーザーとはうまくいっても、大手企業等は、関連企業との繋がり上、どこかで関係に限界が来てしまう。
以前の会社でVRの企画の提案をした時も、VRChatの存在を理由に却下された時があった。それぐらいVRChatのあり方は経済的に不自然であり、VRビジネス参入の敷居を上げていると僕は思っている。
VRChatと真っ向でやりあっては絶対にいけないし、あれの真似ごとをしようなんて夢にも思ってはいけない。ClusterもNeosVRも少しづつVRChatと真っ向で当たらないように避けて通っているように。
その中では、ambrは著作権絡みをクリーンにすることで、エンタメ業界を経済的に巻き込もうとしてるようだが、それは真っ向に戦いを挑んでいる事であり、苦しい道のりだと思うが頑張ってほしい。
Clusterさんはパッチノートをたまに読むぐらい。ユーザーコンテンツを作りやすくする努力に力を入れているように見受けられる。経済の概念は組み込み済みで、チケットシステムはあるけど法人向けだったりと、少し中途半端な印象。VR関係の技術やサーバシステムではつよつよなのだろうと思う。推測だけど、全体の方針に対して、業務系システムが弱いのがボトムネックなのではないか?
イベント関係でよく見るが、先述した接続URL等を使うなどして、ユーザーがツイッターから直接流れるようにしてくれれば、参加の機会等も増えるのではないだろうか。(にしても、ワールドの限界人数がちょっと中途半端か)
NeosVRは、そもそもユーザーコンテンツをNeosVR内で作れるようにすることで、オリジナリティの高いコンテンツが揃うようにしている。運営がユーザーコンテンツをクライアント内で作成・登録できるようにすれば、ライセンス管理・販売をユーザーができるようにシステムを構築できるので、コンテンツを正規のルートでのみ流通させる事ができる。
VRグローブとユーザーコンテンツ作成機能
X-Oasisもやるとしたら、このNeosVRの方法を取るだろう。が、まだ早い。ユーザーコンテンツをVR内で自作するのに必要な要素は、VRグローブだと思っている。VRグローブを使って、モデリングをするのは、粘土工作に近いもになるはずである。
VRグローブがあれば、VRでのあらゆるクリエイティブな活動が急速に加速する。その時に初めて、クライアント内でのみコンテンツを作る事ができるプラットフォームが誕生できるのだ。
それもアセットを作っているとかモデリングを作っているという感覚で「作業」をするのではない。
例えば、鍛冶屋のドワーフだとしよう。刀剣をVRグローブでゴニョゴニョして、世界観の一部として鍛冶師ロールプレイをしつつ、オリジナリティの高い価値を提供できるのである。
このために、VRグローブはHapticsスーツ等より非常に意味のある非ダイブ型VRの最後のピースだと思っている。(VRグローブを一年前から注文しているがまだ来ないで困っている)
そして、VRグローブの普及のために、HMDによるハンドトラッキングの普及も欠かせない。これらは、競合・ライバル技術でなく、VRグローブを持たないユーザーでもHMDによるハンドトラッキングで最低限プレイできるようにしてくれるので裾野が広がるのである。
VR+スマホ混合配信システム
Clusterさんの名前を出して、制限人数に文句を垂れてしまったので言うと…
どうしたら、VR女湯をスマホユーザーが覗き見できるようになるかを考えていた時に思いついた事がある。
スペックに余裕のあるPCを使っているVRユーザーがホストになって、スマホユーザーのカメラ映像を配信してあげれば、かなりの人数が一つのワールドに同時接続できるのではないだろうか?
ユーザーに負担させるのが無理な場合、サーバとは別に、視界生成をしてくれるホストマシンが必要に応じて参加してくれる方向性でも構わないと思う。
あれ、Stadiaってこういうことなのか・・・な?
誰か代わりに実験してくれる人はいないだろうか・・・?
おわり