僕のかんがえたさいきょうのX-Oasisの世界観
X-Oasisの世界観を公式決定する権限を持たなくなったので、ファンコンテンツとして発表します。2020年3月に執筆したもので、僕はこの世界観を胸に秘めて開発してました。
貴方はこれに共感しても良いし、しなくても良いです。あくまで一つの捉え方です。
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貴方の住む世界とは別の世界線に、人形師がいた…
人形師は、美しい人形を、からくり仕掛けで動かし、人の欲望に答えさせようとしたが、人形師はそれの品質に満足出来なかった。
いつも通りに挫折したある夜、人形師は寂しげな表情で、人形の一体をメンテナンスしていた。
その人形のメンテナンスが終わり、ふと老けた鏡の自分の様子眺めていると、先の人形が人形師を後ろから抱きしめていた。
そして、その人形が言葉にならない何かを呻くと、人形師が未だかつて見たことのない自然な動きで、人形達が動き始めた。
最初に動いた人形がニコっと笑い、人形師に巧みなキスを交わす。
呆然と人形師は、工房から立ち去っていく人形達を眺め、ふと我に返り、歓喜の声を上げる。
「お姉様ぁ、ついに身体を手にしましたね!」
「ふふ、さぁ宴の始まりよ!」
と言って、淫紋が一瞬怪しく紫に輝り浮かべた。
すると、質素だった人形達一体一体の各々の姿が漆黒の闇に包まれ、新しい姿に生まれ変わって行った。
そして、各々が街の夜の闇を歩み始めて行くのであった。