ベンガル―ルでミールスを食べた
ベンガル―ルでは、3か所のレストランでミールスを食べました。nalapakaとBasaveshwar Khanavaliは北カルナータカ料理、Udupi Sri Krishna bhavanはその名のとおりウドゥピ料理のレストランです。
料理は、最初から用意されたものとコースのようにサーブされるものがありました。そのため、すべての料理を写真で撮ることはできませんでした。
nalapakaでは、同じテーブルになったベンガル―ル在住の夫妻からミールスの説明を受けながら食べることができました。Udupi Sri Krishna bhavanやBasaveshwar Khanavaliでは、店員さんやお客さんが食べ方を教えてくれましたが、前者ほど詳しくはわかりませんでした。
それでは、ミールスの料理の構成と食べ方を端的に書いていきます。
1. nalapaka
28, 12th Main Rd, near Navarang Theatre, 1st Block, Rajajinagar, Bengaluru, Karnataka 560010 india.
▼ミールスの構成
1 jawar rotti、2 cube butter、3 cucumber and raw onion salad、4 salt、5 coconut & beans chutney、6 curd、7 buttermilk、8 moong sprout poriyal、9 tomato saag、10 brinjal kootu、11 green chilli bajji、12 ice cream、13 semya payasam、14 birinji pulao、15 sona masoori rice、16 drumstick & beans sambar、17 rasam
▼食べ方
①jawar rottiをmoong sprout poriyal、brinjal kootu、tomato saag、coconut & beans chutneyなどと合わせて食べる
②cucumber and raw onion salad、green chilli bajjiは都度合間に食べる
以下、番号の順に食べる
③birinji pulao
④sona masoori riceとsambar
⑤sona masoori riceとrasam
⑥sona masoori riceとcurd
⑦semya payasam
⑧buttermilk
⑨ice cream
2. Udupi Sri Krishna bhavan
No.115, 116, Gandhi Bazaar Main Rd, Gandhi Bazaar, Basavanagudi, Bengaluru, Karnataka 560004 india.
▼ミールスの構成
1 grapejuice、2 salt、3 pickle、4 kosambari、5 chutney、6 palya、7 poori、8 holige、9 kheer、10 ricebath、11 curdvada、12 kadubu、13 masala vada、14 white rice、15 sambar、16 rasam、17 curdrice、16 papad、17 banana、18 beeda
▼食べ方
料理は構成の順にサーブされる。その通りに食べる。
3. Basaveshwar Khanavali
26/1, Seshadri Rd, Gandhi Nagar, Bengaluru, Karnataka 560009 india.
▼ミールスの構成
1 sweet rotti(holige),、2 godi hugi、3 raita、4 jhunka、5 methi leaves salad、6 butter milk、7 curd、8 chilli chutney、9 salty coconut chutney、10 green 11 chilli bajji、12 papad、 13 jolada rotti、14 cube butter、15 kosambari、16 moong palya、17 north karnataka capsicum palya、18 rice bath、19 sona masoori rice、20 sambar、21 rasam
optional: peanut podi、gurellu (black sesame) podi、sweet lemon chutney、 mango chutney
▼食べ方
詳細な食べ方を把握できませんでしたが、店員さんによると9のチャトニは1のスウィートロティや2のゴディフギと食べる。ライタはプラオと合わせる。オプションのポディはライスやサブジに混ぜて食べる。基本的にサーブされた順番に食べます。
まとめ
カルナータカのミールスの共通点を考えていきたいと思います。nalapakaとBasaveshwar Khanavaliは北カルナータカ料理、Udupi Sri Krishna bhavanはウドゥピ料理のため、同じカルナータカであっても地域が違いますが、まずサンバルの色味が赤く甘みが強いことがあげられます。これはバンガロール市内でティファンを食べた店も含めて共通していると思います。
つぎにミールスの食べ方も部分的に共通しています。歴史家のK T.Achayaは著書の中で南インド・カルナータカの食事を紹介しています。
Achayaが書いた食べ方は、おおむね正しいと思います。3店ともライスとサンバル→ライスとラッサム→ライスとカード=カードライスという流れは共通しています。一方で、まず最初に食べるスウィートロティなどのパンとそれに合わせる野菜料理など、さらに料理の組み合わせが増えて、食事としてより複雑な点がみられました。
料理を食べる順序は、店員さんがサーブしてくれた順に食べると良いと思います。こうした食事の順番も含めてミールスなのかと驚きました。
しかし、驚きはこれだけではなく、今まで感じたことのない満腹感に襲われました。夜ご飯も翌日の朝ごはんもいらないと思えるくらいの。
ベンガル―ルに行くことがあれば、ぜひこれらの食事を食べてみて欲しいです。満腹には気を付けてください。
今回の記事は、カルナータカのミールスを食べて、その奥深い味や食作法に触れたという話でした。読んでくれてありがとうございます。
参考文献
Achaya, K T. 1994. Indian Food: A Historical Companion. Oxford University press.
Achaya, K T. 2009. The illustrated foods of India, A-Z. Oxford University press.