伝わるちから / 松浦弥太郎
久しぶりに本が読めた!
わたしは小さいころから本が大好きで、小学生のときは学校の本をほぼ読んでしまって、親にお願いして街の図書館に連れて行ってもらったり。
推理小説に激ハマりして、シャーロックホームズはもちろん、アガサクリスティとか明智小五郎とかだいぶ渋いのも読んでたし、それも読み尽くしちゃって家にあった赤川次郎 (不倫とかで殺しちゃう感じの小学生にはアダルティな小説 笑) も読みあさっていたほど。
フリーメイソン(秘密結社) の暗号を説くのに夢中になってる小学生大丈夫かって感じ(笑)
ファンタジーも、若草物語も、わかったさんもこまったさんも、新書もなんでも読んだ。
とにかく活字が大好き。
本はコスパの良い旅行だと思うんだよね。
知らない世界を覗き見できるのがたまらん。
社会人になってからは、やっぱりなんとなく自己啓発本とかビジネスに関する本を読むことも多くなって、ツタヤカフェとかで5時間ぐらい居座って読みまくるとかね。
という感じで、本が好きなことはうるさめに伝わったと思うんだけど(笑)
こんなに好きなのに、なぜか最近さっぱり読む気にならなくて、買っても借りても途中のまんまで、ぽいと置いてしまっていたんだよね
そんなときに、出会いましたのが、こちら!
後から知ったのだけど、暮らしの手帳の元編集長のエッセイでした。
友達からおすすめされて読んだんだけどね
とにもかくにも沁みる。
日常の何気ない、本当にささいな瞬間を、大事にそっと切り取って並べているような本なのだけど
何回も泣きそうになって、でもすごく暖かい気持ちになって、
「生活」を豊かにするって捉え方次第だなと。
なんかね、うまくお伝えできなくてもどかしいけど、疲れている人に読んでほしい(笑)
すーって入ってきます。すーーーーって。
あ、わたし疲れていたから最近本が読めなかったんだなって思った。
違うタイミングで読んでいたら、もしかしたら「丁寧な暮らし素敵だな〜」ぐらいで終わっていたと思うんだけど、
今、自分の「スキ」と正面から対峙してるから余計に沁みたのかもしれない。
今まで頑張ってきた小さいこととか、生き方に迷ってもがくこととか、ちょっと蔑ろにしてしまっていたこととか、
自分と照らし合わせて、は!っていう気づきがたくさん詰まってる。奇抜なことは何一つ書いていないんだけど、発見が多い本でした。
2019年のうちに読めて良かった。
本当に本って出会いだよね。
出会えて良かった〜〜〜
おわり。
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