太陽のパスタ、豆のスープ
帰り道が長いからって、朝霞の本屋さんでぱっと手に取った本。表紙とタイトルがかわいいなと思ったぐらいでさくっと選んだ本だったんだけど、来ました。
本運。
※直感で選んだ本が今の自分の状況や心境にぴっったりであること。運命の本。( りさ辞書 )
私は声を大にして言いたい。
失恋した女性のみなさん!少し落ち着いたら、この本をそっと読んでみてください。
突然婚約破棄された女性の話なんだけどね、20代後半という年齢といい、女性特有の悩みといい、自分と重なっている部分が多すぎて驚いた。同時に、本になっているぐらいなんだから、本当に多くの女性が同じような悩みを抱えているんだろうなと思った。
私は結婚破棄はされていないけど、しっかり振られた身なので (もはやドヤという気持ち笑) とにかく沁みました。しみしみですよ。
最近まで本当に世界の終わりのような気持ちになったり、とにかくがむしゃらに頑張ったり、いきなり元気になったと思ったら、また地の底まで落ちて泣きじゃくったり
それはもう面白いぐらい情緒不安定だったけど
今は、失恋してよかったと思っている。いや、よくはないんだけど。
なんていうか、失恋経験者というグループに加入した気持ち。笑
失恋はもちろん何度かしてるけど、本当の失恋は今回が初めてだと思ってる。
本にもあるんだけど、自分の中にこんなに大きな「悲しい」「悔しい」「寂しい」「怒り」「困惑」といったネガティブな感情があるんだと初めて発見した。大人になってもこんなに激しく泣くんだーって。そして、みんなそんな感情と向き合ってるんだって初めて実感した。
友達の失恋話を今まで “ちゃんと” 聞けてなかったなあって。
今目の前を歩いている人たちも、もしかしたらそんなネガティブな感情と戦っている、もしくは乗り越えてきたんだって思うとなんだか愛おしくなる。
ネガティブな感情をぶつけてくる人に優しくなれる。寄り添うことができる。共感することができる。
これは私が失恋を経験したからできるようになったことだ。
そう思ったら、まあ、もちろん全然嬉しくないけど、大きな学びになったよね。
自分の悪いところもよくわかったし。
底に着いたら、上に上がるしかないらしいよ。
人生は一瞬を切り取ったら悲劇だけど、長い目で見たら喜劇。
過ぎてしまったことはすべてジョークにする。
おわり。
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