「違いを受け入れる1月の珈琲」
明るい。軽い。飛ぶ。
2022年の幕開けは、そんな思いが心に満ちた。
首をかっくん、自然と目が上を向く。
そんな感じ。
そうしたら、1月の珈琲はどれも浅煎りよりの中煎りになって、あぁ、なるほどと思った。
サイトにある「はじめまして」のページ。
「ひとつは浅煎りよりの中煎りに、ひとつは深煎りよりの中煎りに」の文言を消去。
煎り加減さえ、決めてしまう必要はないのだと気がついた。
2022年、新たな1年が幕を開けたようだ。
Kenya 100g / Colombia 100g
名前のない珈琲 50g
Kenya:あちらこちら
灰色の空に白い雲
冷たい風が吹きすさぶ
あちらこちらに手を伸ばす
黒い枝が脈を打つ
その先
小さなつぼみが見える
強くて軽いやんちゃな酸味
Colombia:灰白そして青
手に触れた途端
消えてなくなった白い雪
頭の上には動かしようのない
灰色の厚い雲
その遥か向こう
青い空が見える
落ち着きを覆すキレのある酸味