![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109616899/rectangle_large_type_2_a07e460304b8cd78e20c88d762b744ae.jpeg?width=1200)
「2023年6月の名前のない珈琲 Tanzania:わたしが帰る場所」
綴っても、なんだかまとまりのない文章になってしまいそう。
❏❏❏
6月の名前のない珈琲:Tanzania
❏❏❏
6月は新旧交々入り乱れて、まだ整理しきれていない。
そんな気がする。
いつか、この思いたちをほぐし、ひとつひとつを珈琲にしたい。
だから、今は、一部分だけを切り取って、6月の名前のない珈琲に名付けようと思う。
2023年6月の名前のない珈琲「わたしが帰る場所」
空港に向かうバスが速度を上げた
窓に張りついた雨粒がナナメに間伸びした点線を描く
始点から現在地を超え、終点へとつながる点線
確かにわたしはここで生きていた
昔と今が交錯したおかげで気がつけた未来
ここはわたしが帰ってきてもいいところ
やっと、受け入れられたことに涙がにじんだ
6月の名前のない珈琲のまろやかで柔らかな深いコクは「わたしが帰る場所」そのものだった。