見出し画像

広報いろは(1) 情報は多面的に

ついに、広報をしていてポイントだな、と思ったことを、書き溜めていこうと思います。

今日のテーマ: 情報は多面的に。

広報は、広く報じる、と書くように、情報を社内、社外に広めるのが仕事です。

そこで気をつけなきゃいけないと思ってるのが、その情報の多面性。多面性にはいろいろあって、

①ソースが多面的か。
その情報が正しいかファクトチェックは必須です。企業がデマを流したら信頼を失います。

社内報とかで特集を組むときも、誰か1人の専門家の意見や書籍でなく、いろんな人の発行物を読みます。少なくとも方向性が違うかもと思う3人ぐらいはチェックします。

②発信対象に多面的な配慮があるか
何かを報じるときに、特定の誰かにとって良い情報でも、誰かをディスってないか。

例えば、女性活躍推進にあたり、『お子さんがいる人のためにフレキシブルに働けるようにフレックスを活用しましょう』、というような文脈があるとします。独身の人やお子さんがいない方もいるわけで、誰でも使えるということを伝えないと、違う不公平感を生む可能性があります。


③発信内容が多面的か
トップダウン的な発信内容、横展開的な内容、ボトムアップ的な取り組みの内容など、バランスも重要。トップダウンな内容を取り上げれば経営層は満足、伝えたと思うかもしれないけど、経営層のメッセージって、往々にして固かったり長かったり難しかったり。それをなんとか読みやすくするのが我々の仕事でもあるけど。

でも、トップダウンばかりじゃ広報は経営層の手下、という認識を持たれてしまうので、中立、みんな参加できる、というのが基本的にはいいんじゃないかなと思います。

もちろんコンテンツによってこれはトップダウンというものもあるけど、冊子やサイト全体での比率に配慮しています。

トップダウンとかだけでなく、固い内容、柔らかい内容、とか、営業部門の情報、管理部門の情報というような多面性も大事。


①情報元の多面性に関していうと、小さいときに、母が『誰かが誰かを、悪くいっていても、片方の話だけで、信じちゃダメだよ』、とよく言ってくれていたのです。

思えば、広報の基本を教えてくれていたのだ、と今、思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?