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【がん治療】正直なめてた放射線治療①【放射線皮膚炎】

がんと言えば抗がん剤。
抗がん剤と言えばつらい副作用。
私の癌治療のイメージといえば↑の通りで、放射線治療については何の知識もなく、治療は寝ているだけで痛くも痒くもないと説明されたので正直めっちゃなめてました。
こんなに副作用に苦しむことになるとは。。。
私の通っていた病院は放射線皮膚炎の予防に力をいれている病院でなかったことと、自分の知識不足がこんなに副作用に悩まされることになった一因かな、と思うので、これから治療に挑まれる方は是非予防に取り組んでもらえたらな!と思います。
デリケートな部位に照射して副作用に苦しんだ、という情報がなかなかないので、これから治療を受ける方の少しでも力になれれば、とイチ経験談に過ぎませんが書き残しておきたいと思います。

【病名】肛門管がん
【照射部位】肛門周り。骨盤周り含む。
【1回の線量】1.8グレイ
【回数】全28回(50.4グレイ)
【照射頻度】土日祝除く毎日(約6週間)
【予測される効果(事前説明の書類から抜粋)】
局所治療/再発予防を目的とした術後(化学)放射線療法。
局所制御率:局所進行病変を認めた臨床試験では70-80%、(術後放射)を含めた早期(Tis-T2)のみを対象とした解析では80-90%程度と報告

希少癌なので、病名を出したい、でも身バレは嫌だな、という思いでこれまで病名をはっきり出していませんでしたが、私の罹患したがんは「肛門管がん」というらしい。
腫瘍自体はとってしまっていて、取って生検したら癌でしたということで、抗がん剤+放射線治療とあいなりました。
癌についてはまた別の記事で触れますね。
そして、腫瘍自体はとってしまっており、局所再発予防という意味合いが強い治療だったため、効果検証がし辛いというのも、「一体何のためにこんな辛い治療しているんだろう、、、再発するかしないかなんてわからないのに、、、」という精神状態にもなってしまいました。先生も家族も再発なんてさせたくなくて治療に協力してくれているのに、こんなやさぐれた気持ちになってしまって申し訳ない、という気持ちでいっぱいでした。

そして、放射線治療って毎日なんですね。
これもびっくり。週に1回くらいかなーとか勝手に思っていたので。
治療開始前には体に油性ペンでマーキング!
この線が消えないようにお風呂も気をつけて入らないといけません。
最初は骨盤まわりを含めた広範囲に。終盤は肛門狙い撃ち!という感じで照射部位も途中で変わったのでマーキングの跡も何種類かあります。
照射中に体が動かないように膝下を固定するような足型もとりました。

初めてのマーキングの後の写真
この後、赤ペンでのマーキング、青ペンでのマーキングが追加されてゆきます。

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日々の治療は照射は本当に5分以内。
着替えや支払いをしても病院の滞在時間は30分程度。
治療中毎日顔を合わすので技師さんたちとはすっかり顔馴染みになります笑

【治療前の準備】身体へのマーキング、固定具の作成
【照射中の痛みは?】なし
【当日の副作用は?】これは相当個人差があるようです。私も日によって違いましたがとにかく眠かったです。
【服装は?】私はズボン、パンツをふとももへずらす必要があったのでウエストがゆるいゴムの病院着に着替えるか、薄手のスエットならそのまま、という感じでした。上半身は胸下くらいまでめくることができれば問題なし。きついブラジャーやきついウエストゴムは服をずらせたとしても、引っ張られてマーキングの位置が微妙にずれてしまうらしく、とにかく全体的にゆるめ、薄手の服装が良さそうです。

毎日通うのが本当に面倒でした。
面倒とか言ってられないんだけど・笑
私の住む地域には幸い放射線治療が受けられる病院が身近にあったけど、遠くから毎日通ってみえる方もいて近くに放射線治療を受けられる病院がないけど治療には必要!って場合は大変かと思います。

皮膚炎の話まで一気に書きたかったけど長くなってきたので続きはまた今度!!!

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