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吉玉サキ
2018年4月22日 12:00
14歳で不登校になったとき「自分だけが特別に生きづらい」と思い込んでしまった。「自分は特別に優れた存在だ」と思う人は、言わずもがなヤバい。でも、「自分は特別に劣った存在だ」と思うことも、同じくらい偏っていてヤバい。当時の私はそんな「自分は特別病」にかかっていたのだが、自覚はなかった。専門学校生のとき、村上龍の『共生虫』という小説を読んだ。引きこもりの主人公・ウエハラが選民意識を抱い