Ciao!ドドン小西です。欧州各国リーグや各コンペティションが終了。特に主要欧州コンペティションでイタリア勢が決勝進出を果たすなど「Calcio is back」なんて声が大きくなってきました。イタリア勢すべてが決勝で敗れるというのもまたイタリアらしい。
さてセリエAはエラス・ヴェローナとスペーツィアとの残留プレーオフをもって全日程が終了しました。
ミランの22-23カンピオナートを振り返っていきます。
成績発表
セリエA
(参考)
21-22カンピオナート
スクデット獲得 : W26-D8-L4, 86p
ホーム : W12-D4-L3, 40p アウェイ : 14-4-1, 46p
得点 : 69 失点 : 31
昨シーズンよりアウェイでの敗戦が5試合多く、全体の失点も12増加
ユヴェントスに▲10pの処分が科されなければUCL圏には入れなかった
コッパ・イタリア
シャルル・デ・ケテラーレをトップに起用するもアグレッシブでフィジカルなトリノの守備陣に歯が立たない
トリノはエリア内に密集することでシャルルにとって難しい状況をつくりだした
中盤はハードに戦いマンツーマンでプレーする非常にアグレッシブなチームに対してビルドアップで崩していこうとするが上手くいかず
77分にジジが2枚目のイエローで退場してかえって引きこもったトリノを崩せず
114分アドポに決められ万事休す
スーペルコッパ・イタリアーナ
2023年1月にサウジアラビアの首都リヤド、キング・ファハド国際スタジアムで行われたスーペル・コッパイタリアーナ
10分にディマルコ、21分にジェコそして77分にラウタロにトドメをさされて完膚なきまでにたたきのめされるミラン
22-23シーズン最初のタイトルは昨シーズンのコッパ・イタリア王者のインテルが獲得
チャンピオンズリーグ
最後にビックイヤーを掲げた06-07シーズン以来、16年ぶりとなる決勝進出
をかけてインテルと激突
UCL準決勝でのデルビー・デ・ミラノは02-03シーズン以来20年ぶりということで試合前からボルテージは高かったが、残念ながらインテルには歯が立たなかった
まだまだミランが欧州のトップに君臨するには時間がかかるだろう
ラインナップ
ミランの要はメニャン、レアオ、ジルーだった
そのメニャンの離脱によりビルドアップでの優位性を失い、ディフェンスラインは下がった
メニャン離脱による攻守での修正を余儀なくされたピオーリが捻り出した答えが3バックの採用だった
(ゴールキーパー視点で以前記事を書いているので下記参照)
スタンダード
GKタタルシャヌ・シフト
さようなら ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタンからミランへ
21-22スクデット獲得後インタビューを紹介する
今思えば、ズラタンはこれからのミランとそのすべてに関わる人々にメッセージをくれたのだ
最後に
22-23シーズンは怪我人が多く、デ・ケテラーレやオリギなど新戦力がフィットしないなど苦しい戦いが続きました。
個人的にはメニャンが離脱した時期が一番苦しいものでした。
タタルシャヌは一流のプロであり、彼の仕事は尊敬に値するものでしたが、メニャン仕様になってしまっていたチームは根源を失ったように失速しました。そのチームをズラタンや今や欠かせない我々の9番ジルーやケアーらベテランと若きリーダーであるトナーリ、そしてラファエル・レアオが支えた今シーズンだったと思います。
我らがプレジデント・ベルルスコーニが亡くなり、シーズン終了後にズラタンが衝撃の引退発表、ブラヒム・ディアスがレアル・マドリーへ帰還
更に愛するパオロ・マルディーニとマッサーラ解任
追い打ちをかけるようなトナーリの移籍話(現段階では公式発表なし)
カルチョがマネーゲームと化したフットボールの世界に翻弄され、変化を余儀なくされる・・時の移り変わりの早さを感じます
非常に苦しいシーズンと現在ですが、CL圏すら掴めなかった時期よりはマシだと思いながら、日々を過ごしています。
ズラタン・イブラヒモビッチが我々に残してくれたものを忘れないように
全然振り返りになっていませんが、個人的に苦しい22-23シーズンでした
それでは、本日はこのへんで・・
Forza Milan🔴⚫🔥