今回は、走査型電子顕微鏡(以下、SEM(通称:セム))に関して、参考書やHPには載っていない地味でリアルな話をしたいと思います。私自身学生時代にSEMを使っていましたが、SEMという装置の全体像を把握できていなかったように思います。その頃を思い出しながら、こういう事が知りたかったなぁという事を実際に仕事で使った経験を踏まえて記事にしました。 ※1.理解のため、詳細を省いたり、正確な表現ではない部分もございますのでご注意願います。 ※2.サラリーマン的に、画像の引用等は非常に
抽象って舞空術みたいなもんで、使えたら有利やし、なくても戦える。
常にスーパーサイヤ人みたいな感じで、常に世界レベルの地球人として戦えないとヤバイと感じる🌏
働く上で専門性を高める事は大事であるが、そう簡単に身につくものではない。一般的には3年間大学で専門の勉強をするが、その分野の1%も習得できていないだろう。その後会社に入社すると、学生時代の専門と完全に一致することはほとんどなく、また1からのスタートとなる。そこである製品の開発を担当することになったとして、理解が深まるまで5年程度は必要である。しかしその5年で学んだことも、過去からの踏襲であり自分自身で実験や経験をした訳でもなく、ある日突然ある10年以上前の技術を見直す必要に迫
頭の整理ってテトリス。
仕事は忙しいですか?と聞かれる事があり、なるべく忙しいと答えないようにはしていますが、忙しい時はやはり忙しいです。特に、お客さんから新規案件を同時期に何件か頂いた時には、なんとか案を出さなければいけませんが、アイディア、スケジュール、価格など、複数の要因を複数の案件で考えなければならず、それに加えて、簡易的な実験を行って解釈できない結果の考察をしていると、頭はほぼパニック状態に陥ってしまいます。具体的にやる事が決まっている忙しさとは違う、抽象的な忙しさなので、周りから見れば忙
寝落ちする、夢でデータ処理する、判断出来なくなる、誰かに怒られる、とかがボーダーライン。
局所集中的な環境でぐるぐる回ってばかりのシステム。諦めることを受け入れて少し進む。
最近気づいたことであるが、文章を文字で読むより、音声で聞いた方が理解できるというタイプの人がいるようだ。自分の中では、文章だろうが、音声だろうが、事実は変わらないので、理解度は変わらないと思っていたので、そのような人がいることに驚いた。事実が同じにも関わらず、入力方法によって理解度が変わるというのは、興味深いと思ったと同時に、単純に読解力のなさとか、youtubeのようなただただ情報を聞き入れるだけの浅はかさとかそういうものかもとも思ったのであった。
ある組織の中にいるということは、大きな意味を持つことになる。意図的にその組織に入ろうが、たまたまその組織にいようが、それは組織の中の一人なのである。具体的な内容は書けないが、様々な状況によって、突然その組織の形が変わる事がある。その変わった瞬間そこにいることは偶然でしかないのだが、研究開発の先の理想を自分の知りうる知識と経験でできる限り具体的にしておく事は重要である。簡単に言えばチャンスの前の準備は大切という話なのだが、その準備は何年も掛かることでもある。周りに惑わされず、原
諦めの良い人は割り切って仕事がテキパキ進むだろう。諦めの悪い人は考えすぎて仕事の進みが悪いだろう。エンジニアにおけるこだわりはこの諦めの悪さとも言えるように思う。個人的な経験でいうと、ある実験で出た結果が、想定外であり、従来の考え方では、うまく説明する事が出来なかった。想定外な結果に対して、非常に疑問を抱き、興味があったのだが、その現象を解明したところで、売り上げにもならないし、誰も興味を持たなかった。表面上、何事もないように、その事象をスルーしていたのだが、自分の中では納得
メーカーにおいて職種は様々あるが、その役割は厳密に定義されている訳ではない。今回①製造②販売③研究開発④営業の役割の個人的な解釈による定義を行ってみた。 ①製造:お客さん又は販売から指示された製品を作る。 ②販売:お客さんからの指示した内容を製造に依頼する。 ③研究開発:お客さんの指示された以上の内容で問題解決を行う ④営業:製品の性能以外の面での優位性を示し製品を売る 簡単に言うと①②はお客さんに言われた事をやれば、失敗する事はないが成功することもない。③と④が失敗する
BtoBメーカーにおいてヒット製品はどのように生まれるのだろうか?エンジニアが新たな発明をした結果、生まれるような新製品もあるが、それ以外のパターンもあるように思う。その1つは、もともと小さな規模で高いシェアを持っていた製品が、市場の変化によって急激にニーズが高まるパターンだ。市場の変化とは、半導体の微細化や自動車の電動化などである。技術の変化があったときに、それらの技術を持って入れば、お客さんからははじめに声がかかる。それは、とれも重要なことである。そこから、仕様を詰めてい
理系でメーカー勤務となると地方の工場勤務となる事が多い。就職前に話は聞いていても、あまりリアルに想像できていなかった。現実は以下の通りであった。 社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビニ→社員寮→工場→コンビ
表面上(実軸)、白か黒かはっきりさせることが必要なこともあるが、実際にはそうなっていない事がたくさんある。そんな時には、“白黒どちらかというより白黒どっちもの状態を頭の中(虚軸)に持ち続ける”事も選択肢の1つだと思う。研究開発においても、環境や条件によって、白黒が変わる事がある。白と黒があって、確率的に現時点では白の方が高い状態を頭の中で維持し続け、次の結果によってまた、確率の分布を変えるイメージである。白黒はっきりさせる方が楽で簡単であるが、少し頑張って、白黒の状態を持ちづ
研究開発とサッカーにおけるチームと個人の役割というのは、よく似ていると思う。研究開発では、派手な発明をするきらびやかな人をイメージするかもしれないが、実際にはひたすら地味な作業をし続ける行う人もいる。サッカーでいうと、ゴールを決めるFWと地道に攻撃の芽を摘むDFのような役割だ。また、研究開発では、チームの人数も10人規模であることも多く、それぞれの個人の特徴を生かし、いかにゴールを決めるかが大事である。違いがあるとすれば、メッシのような天才はわかりやすいが、研究開発における天