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あの子はいいなあと思った時
みんなちがってみんないいっていうけど、その「ちがい」を文字どおり、ただちがうだけ、それ以上の何物でもないと言えるくらいにフラットに捉えている人ってどれくらいいるんだろう。
人をランク付けする、相手を見下す/羨望する、そんな表現を聞くと多くの人はきっと良くない状態だって思うだろう。それでも、心のどこかでは、あの人は私と違って恵まれてるんだ羨ましいとか、私の方があの人よりうまくできてるから大丈夫とか、なんだかんだで他人と比較することもあるんじゃないかなとも思う。
それを心で思うのは別に悪いことではないし、そうやってきっと自分のことを守ってる。時には、自分の人生なんだから自分が中心なんだって言ってもいいと思う。
でも、心の中で自分を他人と比較して少しモヤモヤした時にはちょっと自己嫌悪になったりする。そういう時は、どんな人にもその人なりの苦労がきっとあるんだって思うことにしてる。
悩みがなさそうだしあの人は人生楽そうだなとか、家庭が裕福そうだから生活に困らないだろうなとか、そう感じてしまった時は、その人の見えてない部分を想像するようにしてる。
本当は辛いこともたくさんあるけどそれを表に出さないだけの強さがある人なのかなとか、今の生活をするためにどんな大変な思いを今までしてきたんだろう、とか考えてる。
そうすると、その人のことを簡単に羨ましいとか言えなくなる。みんな頑張ってるし、みんな苦労してるし、私ももっと頑張らないとなって思える。
そういう思考の切り替えってけっこう大事なんじゃないかなって最近思ってる。