餅花、花もち、繭玉飾り
その出会いは20年ほど前、読んでいた本に写真が見開きで掲載されていたことがきっかけである。餅花だ。京都の老舗旅館について書かれた単行本で、お正月の光景として中庭の軒下にぐるりとたわわに実った餅花が飾られていた。餅花は自然と咲くわけではなく、お餅を枝につけるので”実った”と表現するのが正しいのかは分からないけれど、その光景は今でいうとまさに”フォトジェニック”だった。柳に可愛らしく点々とつけられたお餅が中庭の上空から降り注ぐ光に照らされてキラキラと光っているように見えた。それからというもの、いつか自分の家でもそんなことをしてみたいと思い続けて昨年、ようやく、25%実現した(中庭にある4辺のうち1辺分ができた)。今年も作ろうと思っているが、そういえば餅花のことってあんまり知らないなぁと思い今回検索してみた。地域によって親しまれている名前が違って3つも名前があるらしい!餅花、花もち、繭玉飾り。
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