「周りとの違いはどう魅せる?」就活生に向けたメッセージ
いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。
今日は就活生に向けて。
先日あるITの専門学校で就活生向けの模擬面接をお手伝いしてきました。
面接官として携わり、その時の気づきや私が話したことを今日は書こうと思います。
模擬面接は学生複数名(2~4名)に対して面接官が私1人というカタチで実施します。
これを一日やるので結構体力的にきついんですよねw
もう歳なのかも、、
冗談はさておき、模擬面接ではベーシックな自己紹介の掘り下げから、
なぜその職に就きたいのかなど、色々と質問をします。
その面接の中で、なかなか面白いことが起こりました。
「なぜITエンジニアを希望するのか」という質問をした時の回答です。
Aくんが
「小学校の時にお父さんがPCを買ってくれて、触り出したのがきっかけです。
その後、中学に入ってからホームページを作り、高校生になってからプログラムを書き出しました。
今ではより専門的にプログラムの勉強をして、学んだものを活かしてITエンジニアとして働くことを希望しています。」
という回答でした。
その話を聞いていた際、隣のBくんがちょっと浮かない顔をしていたので気になっていたのですが、
なんとBくんの回答は全く同じものでした。そして、C君に至っては冒頭に
「すみません、隣の2人と同じで申し訳ないんですが」と、、
示し合わせてもいないのに、3名の回答が全く同じということが起こったんです。
そしてホームページの制作で使った言語、高校の時にチャレンジした言語も全く同じという金太郎飴状態。
面接終了後フィードバックをするんですが、この件についてはコメントの必要がない感じで(笑)
「もう理解できたと思うけど、埋もれるのよ。みんな同じで、笑えたでしょ?」と。
ITエンジニアに限らず、同世代は同じようなモノに触れ、同じ学校に通い、
同じような経験をしていることは想像に難しくないと思います。
この件を経て、学生さんにお伝えしたいこと。
それはこの事例にもあるように「埋もれてしまう」ということです。
例えば他の事例でいうと、アルバイト、クラブ活動、このあたりは多くの方がチョイスされるネタです。
ネタが同じということは、埋もれないようにするための工夫が必要になるわけです。
同じネタでも取り組み方や工夫、経験から得たモノ。そして、その時の感情は違ったモノになるはずです。
他の就活生よりも一つ抜きん出るために「差別化」を意識して欲しいんです。
周りの就活生は自分の経験をどんな風に話すんだろう?
同じ授業を受けている人、同じ部活に入っている人。
そういったことを想像してみるだけでも、差が生まれます。
他の就活生が話しそうな内容を想像しながら、自分の話と比べてみるんです。
面接官は一日に複数名の面接をすることがあります。
そうなると、同じような話を何度も聞くなんてことはザラにあるわけです。
別にそれがダメというわけではありませんが、そうなると印象に残りづらいし、聞いてる方も面白くないですよね?
面接官を楽しませるくらいの準備ができたら最高でしょ?!
まだ準備がうまくできていない就活生には少しハードルが高い話かもしれませんが、ぜひこの「差別化」を忘れないで活動してもらいたいなって思います。
また来週お目にかかりたく思います。