LUUPの電動キックボード乗ってみた!
マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」が4/23に電動キックボードのシェアアプリを提供し始めました。
さっそく乗ってみたところ、楽しかったので感想をまとめます!
使ってみたのはこんな人
- 普段の移動は徒歩or自転車
- 主な行動範囲は家から2駅以内
- 荷物は少なめでリュック移動
- キックボードは小学生のときに乗りまくってた
利用の準備
LUUPの電動キックボード利用には運転免許証の登録と、走行ルール確認テストの全問正解が必要です。
電動キックボードは道交法上の取り扱いが自転車とも自動車とも異なるので、できること/できないことの線引も独特です。確認テストは3回ほど間違えてやり直したのですが、免許証登録も込みで10分かからず準備ができました。
電動キックボードのあるポートを探す
これが大変だった!!
(MAP上の緑ピンがポート、赤いマーク付きは利用可能キックボードを示す)
中目黒駅周辺で電動キックボードを探したのですが、ポート数に対して利用可能なキックボードは少なめです。夫と2人で利用したかったため、2台利用可能なポートを求めて駅から10分ほど歩くことになりました。
今回は散歩の帰り道に乗ってみよう!とお試し目的だったので良いのですが、この台数だと電動キックボードを使う前提で予定を組むのは難しいと思います。
返却予定のポートを設定
LUUPでは乗り始めるときに、返却予定のポートを指定する必要があります(変更可能)。こちらも、2台同時に返却できるポートがなかなか見つからず、家からやや離れたポートに返して最後は徒歩で帰ることにしました。
いざ乗車!
右手部分にあるQRコードをアプリで読み取り、ロックを解除すると乗車可能になります。めちゃ簡単。
アクセルは右手部分の「push&go」と書いてあるツマミで、親指で下向きに押すと加速します。ブレーキは両手部分にあり、自転車と同じ感覚です。
その他、サイドミラー・クラクション・ウインカー(左手部分の左右矢印があるツマミ)がついており、「車両」感がありました。
普通のキックボード同様、軽く地面を蹴ってから「push&go」を押すと...
速い!!
(写真は走行中の夫。私は降りて撮影)
いきなり加速して驚きました。電動キックボードは初めてだったので、アクセルの加減が難しい。蹴り始めは少しずつ「push&go」を押してじわじわ加速したいのですが、自動車ほど微調整は効かないように感じます。
時速15kmで車道は怖い
電動キックボードを使って一番困ったのがルート選びです。電動キックボードは歩道の走行ができず、車道の左端や自転車レーンを走ります。アプリ上で走行可能な道が表示されるので、そこを通れば基本的にOKです。
しかし、「ご利用エリアでの走行(電動キックボード)」を読むと、走行可能な道は細かく分かれており、きちんと読まないとMAP上のルートとはいえ無意識でルール違反してしまいそうです。ここが難しい...。
また、東京の車道は決して広くなく、特に今回走った中目黒→目黒のルートは路上駐車も多いエリアです。時速15kmの電動キックボードで車や電動自転車がガンガン走る車道を走るのは怖いと思う瞬間も多く、トラックが路駐している横を通り抜けるのは無理だと判断して、押して歩道を通った道もありました。
そういった意味で、電動キックボードが安全に快適に走れて、かつ目的地まで遠回りにならないようにルート選びには気を使う必要があるかもしれません。
個人的には、電動自転車があれだけ歩道を走る東京で、なぜ電動キックボードが歩道を走ってはいけないのか疑問ですが、いろいろと法律上の規制があるのでしょう。
慣れれば走行は快適
走行は数分走ればかなり快適になりました。車道では「push&go」は全開でちょうど良いので、アクセル踏みっぱなしのような状態です。バランスは自転車ほどではないですが、紙袋をハンドルにかけた状態で安定して走れました。坂道・地面のガタツキもそれほど気になりません。
手元しか動かさないので、慣れれば自転車よりも快適に走れそうです。個人的にはスカートでも気にせず乗れるのが嬉しい!
写真撮影をして返却
目的地として設定したポートに到着し、枠内に電動キックボードを停めました。返却手続きは、アプリ内で走行終了ボタンを押して、電動キックボードを停めた写真を送信するのみです。
料金は登録したクレジットカードから引き落とされます。料金は利用時間によって決まりますが、今回は17分で242円でした。
駅から駅への移動だと電車代の方が安くなりますし、大通りを通ると信号待ちも多いので、駅から離れた場所や乗り換えが面倒な場所へ行くのに向いているかもしれません。
良い点/イマイチな点
良い点
- 自転車より楽!
- 服装や靴を気にせず乗れる
- 走っていて爽快。楽しい
イマイチな点
- 台数やポート数が少なく気軽には使えない
- 慣れない人が安心に走るにはルート選びが難しい
- 時速15kmなので自転車のほうが速い
- 料金は気持ち高い
- 通行人にめっっちゃ見られる
本当は電車や自動車では行きづらい場所の散策やちょっとした移動に使いたいのですが、ポート数や道交法上の制約で思ったような使い方が難しいと感じました。正直、今は歩道も車道も走れてしまうレンタサイクルの方がずっと使いやすいです。
それでも、乗り心地は慣れれば自転車以上だったので、もっと普及してデメリットが減っていけばと思います。
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