エンジニア転職6~7ヶ月目(2019/03-04)まとめ
(ついにまとめてしまった...)
3, 4月は、リリースしたプロダクトの修正と新しいプロダクトの開発スタートで忙しく楽しく過ぎました。
3~4月にやったこと
1. 社内ツール運用
入社2ヶ月目から作っていた社内ツールが3月にリリースされ、修正に追われています。増え続けるissueとイタチごっこです。
運用が止まるレベルの重大なエラーこそ起きていませんが、いざ使い始めると担当者から細かい修正の要望がどんどん出ています。ここは現在の悩みどころです。
初プロダクトが社内ツールでよかった
今回作った社内ツールが、エンジニアとしての初プロダクトとなりました。
一般ユーザー向けではないからガッカリしてない?と聞かれたこともあったのですが、個人的には初プロダクトが社内ツールで良かったです。
開発していて良かった点は
- ヒアリングや仕様の再確認がしやすい
- リリース後もプロダクトが使われる場面を生で見れて嬉しい
- 社内ツールを作る過程で自社サービス運用がどのように行われているか知ることができる
- エラー時の対応が比較的しやすい(謝る部分も含めて...)
- プロダクトへの要望がたくさん聞ける
などでしょうか。
特に最後の点はエンジニアにとってありがたいです。
一般ユーザーであれば何も言わずに使わなくなる可能性が高いかもしれませんが、社内ツールは担当者も業務上使わざるを得ないのでどんどん要望を伝えてくれます。
ユーザーの要望をどこまで叶える?
これはプロダクトを修正する中で難しいと感じた点です。
最初は、言われた通りに直すこと、ユーザーの希望をそのまま叶えることが正解だと感じていたのですが全く違うのだと分かりました。
どうしてユーザーはその機能が欲しいと思ったのか?ユーザーがその機能でやりたいことは何か?までを考え、現在の運用方法も確認し、実装にかかるコストや改修コストも考慮して、ベストな解決策を提案できなければいけません。
例えば「ユーザー一覧画面で特定のユーザーに目印をつけたい」という要望があれば
- どうして目印が欲しいのか
- 現在の運用ルールを変えるだけでは解決できないのか
- 目印以外の手段はないか
- 目印を付けるとしたらどんな物が想定されるのか
- 一時的に使うもの? 今後ずっと使う?
- 目印の種類はいくつ必要? 今後増減する?
は質問しなければいけないと感じました。
上記の要望は実際にあったものですが、その時はよく話を聞いてみたら「電話応対時に、そのユーザーが特に注意するべき人かどうか知りたい」ということで、すでに表示されている情報の文字色を黒→赤に変更するだけで済みました。
私はこの時、「どうやって目印を実装しようか」をまず考えてしまったのですが、他のエンジニアにアドバイスを貰って、そもそも修正が必要か?他の手段はないか?を考えたことでシンプルな機能追加で問題解決できました。
ユーザーが提案する機能は、あくまでユーザーがイメージできる範囲の解決策であり正解とは限らないという事をこの一件以降、念頭に置くようにしています。
時にはコードを書かず、担当者と一緒に運用を見直したり新しいマニュアルを書いて終わる事もあるかもしれないけど、私はエンジニアの仕事は「問題解決」だと思っているので、自分に出来ることを精一杯やれる人になりたいなと感じます。
2. 新しいプロダクトの開発スタート
社内ツールの開発が一段落つき、4月から新しいプロダクトの開発がスタートしています。
うちのサービスはB to B to Cなのですが、この to Bの部分で社内担当者と社外の担当者さんに使ってもらうサービスの予定です。
そして今回、エンジニアだけでなくプロダクトマネージャーのお仕事も一緒にやっています。仕様の決定、スケジュール管理、チーム内のコミュニケーションなど考えることが一気に増えて、慣れない仕事で時間がどんどん過ぎてしまいます。
今のところ一番つらいのはやっぱり会議...。もともと人前で話すのが得意ではないので、会議が始まる時は毎回心臓がバクバクするし、ファシリテーターとして会議を進める中で「自分が何か発言するのをみんな待ってる」という空気を感じるとプレッシャーで息が詰まりそうになります。
あとは、チーム内でのコミュニケーションも難しい。
開発部門以外のメンバーは普段あまり話さないので、質問や相談するときには「話に行くぞ!」と気持ちの準備が必要だったのですが、そうするとコミュニケーションの回数自体が減ってしまう...。
個々のメンバーが感じたことや知っている情報をどんどん共有したいので、会議以外でも休み時間に話してみたり、雑談のようなコミュニケーションを増やすところから始めよう。
最近は雑談がうまい人がどう話しかけているのかをコッソリ聞いたりしています。人とのコミュニケーションうまくなりたい〜。
4月はニーズの確認〜ワイヤーフレーム着手で終わったので、GW明けはワイヤーフレームの続きからスタートです。
3. RubyKaigi2019
4/18(木)〜20(土)に開催されたRubyKaigiにも参加してきました〜!こんなに大きいカンファレンスに参加したのは初めてだったので緊張しましたが3日間たっぷり楽しんできました。
RubyKaigiについては別の記事でまとめてます。ブログだけでなく社内の報告会向けの資料も作らなくては...。
まとめ
というわけで、3、4月も盛り沢山でした。
転職して7ヶ月経ちましたが、いまだに毎日「パニックゾーン」であわあわしているなーと感じます。
このパニックゾーンという言葉は会社での1on1で聞いたものです。
パニックゾーン以外にも「ラーニングゾーン/コンフォートゾーン」というものがあるのですが、新しい仕事では最初「パニックゾーン」にいて、ある程度慣れてくると「ラーニングゾーン」に入り、その先の「コンフォートゾーン」に長く留まっていると新しい挑戦をしたほうが良いというお話(だったはず)。
以前はプロダクトを1つリリースしたらラーニングゾーンに入れるかな?と思ってましたが、新しい開発がスタートしたら新しい仕事の「パニックゾーン」でやっぱりあわあわしてるし、勉強不足で悲しかったり辛い気持ちになることもしょっちゅうあります。
でも半年前に比べて出来ることは増えたと感じるし、次の半年間で自分は何が出来るようになっているだろうと考えるとワクワクドキドキという気持ちです。
4月から始まったプロダクトマネージャーの仕事は、今まで以上に大きな挑戦になります。不安も大きいですが、社内ツール開発の時にヒアリングや仕様を考えるのも楽しかったので挑戦できて本当に嬉しいです。
色々な人にサポートしてもらいながら進めていますが、自分に出来ることはすべてやる!!という気持ちで取り組むのが私ができるまず最低限の事だと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?