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100均グッズ&キッチンではじめる燻製ライフ

家にいても退屈...という人に向けて、ほぼ全て100均グッズ&キッチンで作れる燻製記事を書きました。

「アウトドア料理」「難しい」「時間がかかる」というイメージのある燻製ですが、今回の燻製チーズは準備を入れても30分ほどしかかかりません。

初心者向けに安全に・楽しく・美味しく作れるように書いてみたので、興味のある方はチャレンジしてみてください😊

(燻製とは、食材を煙で燻(いぶ)すことで、保存性を高めつつ風味をつける調理法、また、それにより作られた食品です。ベーコンやハムは身近な燻製ですね)

燻製に必要な道具

はじめて燻製をする人に向けて、合計1000円(食材別)を目安にグッズを揃えました。サイズは参考です。

1. 深めの片手鍋×2(直径18cm)

ダイソーで1つ150円でした。本体とフタ用で2つ必要です。
材質は何でも良いですが、必ず直火OKのものを選んで下さい。今回はアルミ鍋を使います。

まったく同じものが2つ揃わなくても、直径が同じで重ねた時に隙間がなければ大丈夫です。

2. 小さめのザル(直径15cm)

こちらもダイソーで150円。
ザルには食材を乗せて、丸ごと鍋の中に入れるので、片手鍋の高さ×2>(ザルの高さ+食材の高さ)となるようにしてください。

取っ手は燻製の時にジャマになるので、最初から付いていないもの、もしくは写真のように折りたたみや取り外しができるものを選ぶ必要があります。

3. アルミホイル

市販のものでOKです。

4. スモークチップ

スモークチップとは桜などの木材を細かく刻んだもので、これを熱して出てきた煙で食材を燻します。
チップだけは100均で買えませんが、ホームセンターのアウトドア用品コーナーやインターネットで500円ほどで購入できます。

種類は色々ありますが、最初はベーシックな桜がおすすめです。

チーズの燻製にチャレンジ

スーパーやコンビニで買える6Pチーズを燻してみます(裏面に「プロセスチーズ」と書いてあるものを選んで下さい。ナチュラルチーズは溶けます)

1. アルミホイルで皿を作り、チップを敷く


アルミホイルを鍋の直径よりもやや大きめに切って、チップを敷く受け皿を作ります。受け皿は鍋に入れて、中にチップひとつかみをまんべんなく敷きましょう。

2. 強火にして、チップから煙が出てくるのを待つ

換気扇を強で回し始めたら、火をつけて強火にします。最近のガスコンロは安全センサー(Siセンサー)がついているので、「高温モード」などに切り替えて火が弱まらないようにしてください。

センサーが解除できなくても、アルミ鍋など熱伝導率がよい材質なら可能かもしれません(時間はかかりますが...)。

3. 食材の用意
煙が出るのを待つ間に、食材の用意をします。

ザルを裏返して、皿状にしたアルミホイルを敷いてください。その上にチーズを乗せれば準備OKです。

4. 煙が出てきたら食材をセットする
鍋から煙が出てきたら、ザルごと食材を入れて、もう一つの鍋を被せてフタにします。火を中火にして、10分待ちましょう。

5. 火を切って食材のチェック
10分経過したら火を切り、フタを少しずらして食材の様子を確認してください。チーズが溶けていないことを確認したら、フタを被せて火はつけずに予熱で5分燻製します。

6. 完成!
チーズがきつね色になれば完成です。
そのまま食べても美味しいですが、コショウを振るのがおすすめです。

7. 道具の後片付け
使用した道具は非常に熱くなっているので、しばらくは触らずに置いておきましょう。

チップは軽く水をかけて、煙が出ていないことを確認してから捨ててください。

鍋とザルはヤニで黄色くなっていますが、メラミンスポンジや重曹を使うと汚れが落とせます。煙の匂いはどうしても残るので鍋は燻製専用にしたほうが良いでしょう。

おいしく安全に燻製を作るコツ

燻製の出来上がりは、食材の温度、大きさ、道具の材質、気温、火力、食材の水分すべてに左右されます。細かな調整は難しいですが、大失敗を避けるためにはいくつかポイントがあります。

1. 食材は乾かしてから燻製する
燻製に独特の風味があるのは、燻煙中の成分が食材の表面の水分に溶けこむためです。しかし、水分が残りすぎていると、この成分が溶けすぎて苦味に変ってしまいます。

そのため、燻製前には食材を常温に戻しておき、燻製の前後には食材をの表面を軽くキッチンペーパーで拭くことで、苦い燻製になるのを避けることができます。

2. 食材とチップの間にアルミホイルなどを敷く
食材によっては燻製中に大量の脂が出ます。これが垂れるとチップが焦げて臭みのある燻製になるだけでなく、最悪の場合チップが発火します。

チーズのように、加熱しすぎると食材がチップに垂れる場合もあるので、食材の下にはアルミホイルやクッキングシートを敷くようにしましょう。

3. しっかり換気をする
室内の燻製で気になるのが煙です。基本的には換気扇を強で回せば問題ありませんが、不安であれば窓も開けましょう。
燻製した日はどうしても部屋に匂いが残りますが、翌日には消えます。気になる場合は空気清浄機やスプレーも併用して下さい。

それでも近隣の方から匂いの指摘があった場合は、家での燻製はしないようにしましょう。

燻製の可能性(語り)

燻製はチップの種類や下味の付け方など、複雑ゆえに創意工夫ができる部分が非常に多く、誰でも「自分だけの燻製レシピ」を楽しめる調理法です。

InstagramやTwitterで#燻製と検索すれば「コアラのマーチを燻製してみた!」というように、食材選びから燻製を楽しんでいる人がたくさん見つかります。

マイナーなジャンルだからこそ、まだ誰も知らない、もっと美味しい燻製があるはず。そう信じて、私も新しい食材・下味・調理法を探り、毎回ワクワクしながら燻製器のフタを開けています。

今回は簡単なチーズの燻製でしたが、慣れればベーコン・ハム・スモークサーモンなど好きなものをどんどん燻せるようになります。特にベーコンは一度作ると、市販のものが買えなくなる美味しさです😍

スーパーを歩きながら「これも燻製できないかな...」、外食中に「これも燻製で作れないかな...」。そう考え始めたらあなたも燻製沼の仲間入り!お待ちしてます!!

最後に、私のInstagramアカウントをご紹介させていただきます。
燻製レシピ動画や写真を投稿している、燻製まみれのアカウントです📷

それではみなさん、思い思いの燻製ライフをお楽しみ下さい!

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