自炊しないと満たされなかった日々
一人暮らし未経験の女と一人暮らし経験者の男が結婚しました。これは、非現実的な考え方と現実的な考え方の赤の他人が暮らし始めるわけですから、価値観の擦り合わせが必要でした。
一人暮らし未経験の私は、共働き両親と暮らしていたので家事はやってきたので結婚生活も出来るだろうと自信に満ち溢れていましたが、思い通りにいかない。
一人暮らし経験者の旦那「無理しなくていいよ」と、優しい言葉をかけてくれるものの、一人暮らし未経験者は「毎日自炊したい」と譲らない。思い描いていた結婚生活を実現したいと必死になって、最終的に行き着いたのは「旦那に八つ当たり」をする日々。便利な家電やお惣菜に頼ることもできるのに、DNAがそうはさせてくれないのか、自炊しないと満たされない日々。
旦那に八つ当たりをする日々と自炊しないと満たされない日々。どう考えても、矛盾が起きている。ピリピリした雰囲気での食事が1番美味しくない。
今振り返ってみても、自分の「理想」を非現実的だと受け止めていればと情けない気持ちになることがあります。良くも悪くも「自炊しないと満たされない日々」のお陰で、現実を受け止めることができたのは間違えありません。
この一件から、2人で話し合ってルールは決めていくことの大切さを学びました。世間知らずの女と結婚してくれた夫に感謝です。ただ、結婚は修行なのではないかと怯えたのも事実です。笑