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(記事翻訳)マリウポリでは、占領軍が死亡した民間人の遺体を地下道などの「集積所」に運んでいる

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The Insiderは、調査報道、事実確認、政治分析を専門とするロシアの独立系ニュースサイト。同紙はロシアのメディアにおける偽ニュースを暴露することで知られている。 編集室はラトビアのリガに所在。2019年、フリー・メディア・アワードを受賞した。(wikiより)

🔴マリウポリでは、占領軍が死亡した民間人の遺体を地下道などの「集積所」に運んでいる

占領下のマリウポリでは、ロシア兵が殺害した民間人の遺体を地下道などの特別な「集積所」に運んでいる。マリウポリ市議会はこのことを伝え、そのような地下道の写真をテレグラム・チャンネルで公開した。

「血の気が引くような写真だ。マリウポリ郊外のサツキ地区にある地下道には、ロシア軍に殺されたマリウポリ住民の遺体の集積場が占拠されている。特別掃討隊が毎日、数百体の遺体を市内各地のこうした場所に運ぶ。その中で最大のものは、スタリ・クリム村(Stary Krym / Старый Крым)の出口にある倉庫にある」と報告書に書かれている。

市議によると、遺体を回収した後、居住者は移動式火葬場で焼却するか、集団墓地に埋葬する。ロシア軍が配備した移動式火葬場に関する最初の情報は4月6日に出てきた。これはマリウポリ市議会からも報告された。目撃者によると、殺害された人々の遺体の収集と焼却は、コンスタンチン・イヴァシェンコ(注1:Konstantin Ivaschenko / Константином Иващенко)と連携した自称・ドネツク人民共和国(DPR)の特別掃討旅団や戦闘員によって行われる。イヴァシェンコは、親ロシア政党「Opposition platform - For life / Оппозиционная платформа — За жизнь」所属の元マリウポリ市議会副議長である。自称・DNRのトップ、デニス・プシーリン(Denis Pushilin / Дени́с Влади́мирович Пуши́лин)は彼を占領下のマリウポル市長に任命した。実質的な市長であるヴァディム・ボイチェンコ(Vadim Boychenko / Бойченко Вадим Сергійович)は、ロシア兵の行動をナチスの強制収容所と比較した。

注1)マリウポリ市議会の副議長。2022年3月末にはロシアとドネツク人民共和国(DPR)に要請し、人道支援隊がマリウポルの中央地区に送られ、食料、医薬品、水などが届けられている。→RIAノーボスチ「ДЕПУТАТ ГОРСОВЕТА МАРИУПОЛЯ ОТ ОПЗЖ СОТРУДНИЧАЕТ С ОККУПАНТАМИ」&  Twitter(q_823true)また、4月6日にはの指導者によりマリウポリの新市長に任命された。→AFP通信「マリウポリで民間人5000人死亡 親ロ派任命の「新市長」

「ラシスト(注2)は街全体を死の収容所に変えてしまった。残念なことに、この不気味な例えがだんだん確認されてきた。これはもはやチェチェンでもアレッポでもない。これは新しいアウシュビッツやマジュダネク(注3:Majdanek)なのだ。世界はプーチンという虐殺モンスターを罰する為に協力する必要がある。」

注2)ラシスト…The Rashists=Russian fascists
注3)第二次世界大戦中のドイツ占領下のポーランドで、ルブリン市郊外にSSによって建設・運営されたナチスの強制・絶滅収容所。Wikipedia「Majdanek concentration camp


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