揚げぱん

シンガーソングライター"揚げぱん" のオリジナル曲の歌詞を載せてます

揚げぱん

シンガーソングライター"揚げぱん" のオリジナル曲の歌詞を載せてます

最近の記事

猫の話

ありふれた愛を 言いかけた時間に 猫の形をした雲は笑っていた 追いかけた影を 鬱向いた空は 嘲笑うように雨を降らせていた 生きることに慣れて 息するのを止めた 泥まみれの足は 誰も救ってくれない ありもしない出来事に いつの日か毎日 不安になって顔は後ろ向いている 口にした「大丈夫」 俯いた明日には 希望は無いよ 大丈夫ってなんだろう。 生きることを止めて 息もしなくなった 泥まみれの足は 逃げられない愚かだ どうせならこのまま 息絶えてみようかな 雨に濡れていた 僕は

    • マイペース論

      帰りたいと思ったら帰ればいい 苦しいと感じたらそこで止めればいい 今こうして無理して踏ん張る必要ないよ たまには休もうよ  ゆっくり進もうよ 帰りたいと思ったら帰ればいい 悲しいと感じたら泣きべそかいてもいい この世の偉大な天才も みんなの知らんとこで きっと休んでいるから ああ 目が覚めても 誰もいないよ ああ そろそろ会いたいよ 夢から現実に飛びこんでさ 何回でも挑めるから 何回でも戦えるから だから今日は休もうよ 明日できるから 難解でも焦らずに 挽回できるよ 君

      • シリウス

        あの夜 星空みて 描いた夢 シリウス眺めて呟いた それは遥か彼方 遠い宇宙に 独りで孤独な存在さ いつかあの星のように 輝けるかな 諦めちゃうのかな もしも壊れてしまいそうな 夜を迎えても空を見上げて 思い出して。 寂しくて。 あぁ、輝くまで きっと苦しくてつらくて 8.6光年先のシリウスを見ても 何も答えは見えないけど あぁ、君の目にも 誰の瞳にも映りこんで 輝けるその日々まで行き着く場所まで 夜は星空と。 3月 君と僕は 夜通し話した 別々の道を歩き初めるんだ 確か

        • 思い出の君に

          「ありがとう」 言われて嬉しいはずの 君からの最後の言葉 期待もさせてくれないんだね 終わったんだね 寂しい時もその寂しさを 忘れさせてくれた君を まだ、まだ、未だ、まだ 忘れられない 放課後の教室に二人きり たまたま会えたあの帰り道 公園で月がのぼるまで 語り合えたあの日に戻れたらな 今日は満月だよ もしも君と夢で会えたら 今すぐ君の手を握りしめて どこでもいいから駆け出したいよ 君とだから楽しかった 嬉しかったことも全てさ 忘れられなくて  いつまでも私の心 君に『あ

          東京の街はどうだい? 過ごしやすいかい? 聴いた話によるとさ 凄い空気悪いみたいだね 袖は黒ずんじゃうし 少し煙たいし 息もしにくいらしいしさ そんな場所に君はさ 戦いに行ったんだな 僕にはできなかったな 着替えも何も持たずに 飛び出して駆け出して 止まることは何も知らないで。 東京の街は誰も知らない 僕も知らない 見知らぬ駅でひとり歌っている 君を見てる人も立ち止まらない だけど僕は知ってるよ 君の頑張りを 知らない街はどうだい? なんとかしているかい? 行き当たり

          最大級のありがとう

          最大級のありがとうを込めていま 君に伝えている 気持ち込めて愛を込めて ありがとう 道端で歌ってる僕 たまたま通りかかった 君に僕は 僕の心が 胸が熱くなった 君に話しかけたくて もともとコミュ障な僕 そんな僕の通知欄には 君からのメッセージ 嬉しすぎて頭真っ白 「終電時間3分前だった けどすごく楽しかったよ」 あのね、僕も嬉しかったよって 最大級のありがとうを込めていま 君に伝えようとしている 不器用ながら恥ずかしながら 後は「送信」ボタンを押すだけ 最高潮の気持ち

          最大級のありがとう

          人間の唄

          人混みに紛れて 誤魔化してしまうような 儚くて弱くて 憎い人間 流れてゆく車窓からは ひとりの小さな命 それさえ気づけなかった 大切なものを亡くした ことにすらも何も感じなくなった そんな人間の唄 あの檻に囲われ 逃げ場なんてどこにもなくて 「助けて」も届かぬまま 脆い人間の様 ありふれてる声や音に 紛れた小さな叫び それさえ 『気づけなかった』 『大切なものを亡くした』 ことにすれば楽になれると信じて 逆に苦しむことも知らずに 誰にも気づかれないよ 『大切なもの

          後悔にばいばい

          君が僕の前からいなくなったとき 僕はどう思うんだろう 『もっと会えばよかった』 なんてこと思っても遅いのかな 当たり前のことが嘘のように 当たり前じゃなくなるまえに 何度も言ってみるから受け止めてね ばいばい 僕の臆病さと ばいばい 僕の省みたさと ばいばいするのはその心 ばいばい そうならないよう 後悔にばいばい 僕が君の前から姿を消したら 君は何を思ってくれるのだろう 『もっと触れていたかった』 とか思ってくれるといいな 「ありがとう」が言えない 素直になれなくて

          後悔にばいばい

          渡種毛(わたげ)

          そう見過ごしてた 小さな黄色い花 凛と咲いていた ところしか誰も知らない 野良猫目線 誰にも気づかれない 道の端っこで いつでもにこり笑っている その笑顔は感染り 悲しんでる人へと 届けられる歌が ここにある 月日重ねてきた努力は 種となりみんなの元へと やがて芽を伸ばしたくさんの 笑顔になって返ってくるよ たくさんの種が芽を伸ばし やがてみんなの笑顔となって 花が咲いて枯れてきたら また種になって蒔いていこうね 求めてたもの 探しても見当たらずに 「誰の元に届くか

          渡種毛(わたげ)

          青き春に。

          同じような明日が来るから 友にいつも通りさよなら 気持ち何も変わらずしたら いつか別れ惜しむかな? 例えだけど明日が来なくて 君に会えなかったとしてみて 気持ち何も変わらないなんて まずは会いに行くから 一人寂しくて泣いた夜を 乗り越えた先にあるのを求めた 回る 廻る 時代はまわる 歩き慣れた道に別れを めぐり巡る 時代は巡る あの日の気持ち忘れずに 独り悔しくて歩いた道を 省みるわ振り返るわで 感じたこと思った感情 忘れないで歩み続けようよ 友と親と君と言い合って

          青き春に。

          狂愛

          今日も昨日も明日も明後日も明明後日も 君のことを想わない日は無いんだろう 今日も会いにきたよ 一日の終わりの ご褒美は君の「頑張ったね」 これを待ちわびてる お酒のようなもんさ 飲んだことないけど 君に含まれているアルコール 多分20% 私に見せる笑い顔 変な顔も全部 私の胸の奥のハートが 苦しくてでも今日も欲しいのさ 今日も昨日も明日も明後日も明明後日も 君のことを想わない日は無いんだろう 昨日はいつもより 居心地悪かったな 土曜日の夜は君のために 夜更かしもした

          きっとそうだよ。

          きっとそうだよ。僕らは間違ってた 君に出逢わなければよかった。 だって... 髪を耳に掛ける君の仕草 通り過ぎた後の君の香り 僕の名前を呼ぶ君の声 些細なことで幸せになれた のにどうしてこうも簡単に 忽然と消えてしまうんだ。 時計が写り込む瞳にはもう 昨日までの君はいないみたい 僕自身もいない きっとそうだよ。僕らは間違ってた 触れたくても触れられないんだ きっとそうだよ。僕らは間違ってた 君に出逢わなければよかった だって... 勉強机の上のスマホが振動 やっぱり君

          きっとそうだよ。

          模範解答

          今日の自分はどうでしたか? 100点満点取れましたか? 誰かの支えになれましたか? 貴方の気持ちは知れましたか? ああ 今日も素直じゃないな また誰かを助けられず ほら貴方も僕の知らないとこで ヒソヒソと泣いている 誰かを助けることは 自分を助けることだ 貴方を助けることは 自分も助けることだ 僕も貴方も赤の他人も みんな『誰か』に助けられてる 明日の自分はどうですか? 一歩が踏み出せないですか? 誰かを気にしていませんか? 貴方の気持ちは知れてますか? ああ 今日も

          初夏の孤悲

          君を楽しくさせる話題なんてものは もうさとっくに底をついたみたいだ そんなことわかってるよ 君を楽しませたい気持ちは人10倍はあったな 唯一そこだけは他の誰かに負けてなかった はずなのにどうして君は振り向かないんだろう 君の寝息が聞こえる繋がったままの通話 深夜2時20分の外の風が独りの僕を寂しくさせる だから街灯を数えてコンビニへ 慣れないタバコをヤケクソで 吸うと短くなってポロポロ落ちるね まるでだんだん愛が消えてくようにさ 初めてひとつ屋根の下で一緒になれた夜

          初夏の孤悲

          優柔不断

          今日もベッドの上で君を待ってるんだ 寝る前はちょっと寂しくなってしまうから 君の声を聞こうと通話ボタンをポチッと 押してしまうから僕はいつまでも 音楽ができないまま そんな毎日の積み重ねは 僕をしめつけようとする もう日常茶飯事だからな 嫌になっちゃうよ どっちが大事だよ? 人生最上級の選択に胸が苦しくなるよ 嫌になっちゃうよ どっちも大事だよ 未成年最大級の胸騒ぎ 本当は君がいいんだよ 今日もベッドの上で君は僕に言うんだ 『待ってはいけないそんなことは分かってるんだ

          カレーライス

          カレーの匂いがする方へ 自然と足を運んでゆく 腹ペコお腹は夕闇に 吸い込まれるようにお家へ 待っているんだ君が 待っているんだ僕を 待っているんだカレーライス 道しるべはそう いつもと変わらない帰り道 カレーの匂いがする方に 子どもたちの騒ぎ声 「そろそろ帰るよ!」お母さんの 声に合わせてお家へ 待っているんだ君が 待っているんだ僕を 待っているんだカレーライス 君に続くよ いつもより嬉しい帰り道 カレーの匂いがする方は 明かりを灯したお家たち お空を瞬く星たちも 見

          カレーライス