インドネシア~タナ・トラジャ編~
世界のみんな、Selamat malam :)
皆さん、とりあえずお久しぶりです。
Zumiです。
今日は死にまつわるお話です。
日本の死生観
早速ですが、人が死に、あの世へ行く儀式ってどんなものを想像しますか?
日本だとお寺に行って南無阿弥陀仏を聞き、遺骨を納めて終了。
って感じでしょうか。
Q. 雰囲気はどんな感じですか?
A. 暗いイメージす。。
Q. あ、もうひとつ。人が死ぬとすぐ葬式しますか?
A. 多分すぐ。
日本で人が死んだときの儀式はだいたいこんな感じ。たぶん。暗くて、寂しい。。。。これが日本の簡単な死生観だと思います。
タナトラジャの死生観
今日は皆さんにちょっぴり変わった、いやだいぶ変わってるインドネシアのある民族儀式を紹介します。
ところが、どっこい
これからその民族儀式の説明に入るんだが、グロ注意!!!!!!!!
では、はいります
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1、スタート
Indonesia~Tana Toraja~
インドネシアの北東に位置するスラウェシ島、タナ・トラジャ。今回紹介するのはここに住んでいる民族。トラジャ族。
このほかにもインドネシアには「人食い族」や「パプア、アチェに住んでいる民族」などが暮らしています。
インドネシアは無数の島からなる、多言語、多民族国家です。
気になる行き方
ジャカルタからマカッサルへ飛行機で三時間半のフライト。そしてそこから、バスで八時間?くらいだった気がする。とにかく遠い。位置的には台湾の真下ってところ。
トラジャ族の葬式では、バッファロー、ミイラ(亡くなられた方)、人形がメインキャラクターです。あとお金。儀式は4日間行われる。それぞれの日にそれぞれの役割があります。
儀式の様子
迫力の塊です。バッファローが殺されています。ちゃかり豚ちゃんも。動物愛護団体にたたかれそうな写真ですが、世界の事実です。これらは正確には生贄です。これは亡くなられた方がこのバッファローとともに天国へ上りゆく、という意味が込められています。その亡くなられた方の身分が高ければ高いほど、生贄にされるバッファローの数は変わってきます。また、このバッファロー、高いものではランボルギーニ1つ分の値段がするそうです。確かにランボルギーニのロゴと、このバッファロー似てる気が、、、、
さらに、儀式の参加者は多いときで約7000人に集まったことがあるそうです。
これだけのバッファロー、人数を集めるには、お金が必要です。インドネシア人の大卒の初任給の平均が4万円ほどです。バッファロー、少なくとも100万円はします。単純計算で25年はかかる。そのため、葬式は亡くなって〇年後とかにするのがほとんどです。
がんばれ、トラジャ族、、、
「葬式」ではなく「儀式」
私はここまで「葬式」ではなく、「儀式」という言葉を使ってきました。
なぜか?
お祭りだから。
どこか葬式と聞くと「暗い」「悲しい」「笑ってはいけない」などマイナスなものをイメージしてしまいます。(笑ってはいけないは違うかもです)しかし、この儀式では、どんちゃん騒ぎです。みんななぜか楽しそうです。
謎の穴
そして、この儀式を終え、亡くなられた方が移動する場所がこちら!
*なくられた方はミイラ状態で運ばれます。言い忘れましたが、彼らはずっとミイラです。骨になるまで。*
先ほどのお祭りとは違い、落ち着いた雰囲気になりました。穴が開いている場所に棺が入っています。高いところにある穴ほど身分が高い証拠。なぜ高いところにあるかというと、盗まれる恐れがあるから。また、人形が並んでいますがこれも身分が高い人一族のものだそうです。この人形を作られてる方にもお会いしました。
ん、どこだ???
クオリティ高すぎですよ、おっちゃん!
何年かに一度、その棺が穴から出され、亡くなられた方が家族と再会します。面白いことにその穴から棺を出すために、バッファロー一体を生贄にしなければなりません。お金かかりますね。
おわりに
今回はここで終わりですが、まだまだあります。この家の形の理由、どっからバッファローきてんの? 身分が低い人はどうなの? お金たまんなかったらどうすんの?などなど。
詳しくは、行ってみるか、またどこかのタイミングで僕に聞いてください。
皆さんには、是非行ってほしいです。
ではインドネシア~タナ・トラジャ編~でした。
それでは皆さん、メリークリスマス dan ハッピーニューイヤーを。