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ずむや苦労話②
ずむやは「送料は1本場です」というしょ~もないジョークを成立させるために四苦八苦している。郵便料金・梱包資材・人件費…と大概の商品は300円では送ることができないからだ。ちなみにワンオペなのに人件費?と疑問を持つ人がいるが、自分の人件費はタダだと思うことは失敗のもとである。
300円で送れない商品は値段に足りない発送費が含まれているので、何かの間違いでずむやが大ブレイクしても大平が破産することはないようになっている。送料を高くするよりも商品の値段に加えることにしたのは「1本場」へのこだわりだけではなく、1個だけ買いたい人は送料が安く済み、複数個まとめて買う人の負担は軽くしたいという考えでもある。
(送料が高いとケチくさく見えるというのもある。私自身も送料が高いと購入を躊躇してしまうことがあるが、実際にネットショップをやってみるといい気なもんの意見だということが分かる)
商品の値段も最初は「麻雀の点数」にこだわっていたこともあり設定がとても難しい。最近はあまり点数にはこだわっていない。そもそも、麻雀業界で何かを販売する時に3900円とか5200円とか、手垢の付いた手法でありブランディングとしても大した効果はないのである。値段設定についてのこだわりや送料に関する押し問答は他にもあるが別の機会に。
つまり、送らない方がずむやは助かる。ずむやはネットショップ以外に「雀Cafe willow tree」「まーすた下北沢店」「まーすた王子店」に商品を置かせて頂いている。が、そんなにたくさんは置けないので、たいして売れない。沢山あるものの中から気に入ったのを買うのがショッピングの楽しみでもある。例えば2色展開のものは2色ともある方がよい。難しいものだ。
そんな折、鯖津煮太プロ(仮名)からこんなLINEが届いた。
「ずむやの動画撮りたいので、まーすたにある商品を持って帰っちゃいました。大丈夫です、2色あるやつの片方ずつしか持っていってないので」
突然起こる不幸な色欠け。一部の人気商品以外は発売直後しか売れないという悲しい事情もある。そんなわけで、ずむやでは鯖津プロを「機会ロスの化身」と呼んでいる。(件の商品はまだ谷さんちにある。ちなみに大平と谷さんの仲は良好)
機会ロスと言えばめちゃくちゃおもしろい話を思い出したので、次回。