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Slipknot の『Iowa』を聴いてみた編
こんばんは、内山結愛です。
ニューメタル/ラップメタルシリーズ!
今回は Slipknot の『Iowa』を聴いてみた編をお届けします。
猛獣のようなブチ切れと甘い歌声を自在に操るボーカル、爆発するドラムのブラストビート、斬れ味抜群の凶暴ギター。
この世の全ての憎しみ、怒りを強烈なエネルギーで叩きつける一枚。
ぜひ、読んでみて聴いてみてください!
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1.(515)
初っ端から爆撃!?!様々な絶叫、様々な悲鳴から始まるの恐ろしすぎる。人が本気の危機的状況でしか出せない声ばかり。とにかく怖い。ごめんなさい。515ってアイオワ州の地域番号なんだ…!
2.People = Shit
ドラムを始め全楽器が息を合わせてグォーっと爆盛り上げしていくイントロ。強烈な勢いと音圧。「オ゛ォオオオオオオ゛ーーーーー!!!!」って叫んでるようにしか聞こえないけど、「yeeeaaaahhhhhhhh」だった。ヤバデスボ。0:30〜「motherfu●ker!!!」って叫んでからずっと人を殺めてしまいそうな勢いでブチ切れまくり。ここまで怒ってみたい。1:30〜言葉のリズムと演奏の一体感気持ち良い。1:47〜これライブだとお客さん全員一緒に叫んでそう。2:08〜ちょっと待って、ドラム腕と足8本くらいある。ドラム、ブラストビートして偉い。超ヘヴィ。2:30〜Corey Taylorの絶叫と、たまにラップっぽく、吐き捨てて歌うの怖すぎる。自分自身を含めた全ての人間に対して、「人間はクソ」と歌っているの清々しい。タイトルから答えが出ている。2曲目でこんなテンション…どうなっちゃうの…
3.Disasterpiece
不穏なギターとドタバタなドラム好き。多分これから大変なことが起こる。全てのものを木っ端微塵にするような斬れ味がある演奏。冒頭の「誰も私を止められない」という歌詞からもうずっと怖いこと言っている。1:00〜一瞬でこんなブチ切れテンションに持っていく能力、恐ろしい。1:45〜許されないだろうけどとにかく謝りたい。2:00〜ヤバいヤバいヤバい、もう何が起こってるの。ドラムは人間ですか?3:00〜檻から猛獣が9匹解き放たれているヤバ動物園。3:55〜落ち着いている時の歌声甘くて…!??でもすぐブチギレちゃった。重い。強靭な喉羨ましい。
4.My Plague
危なさしかない。聴きながら「キャ〜〜〜泣」ってずっとなっている。怖すぎて。0:48〜サビメロディアスすぎて何が起きたのかと思った。重厚で暴力的な演奏とのギャップに殺される。めっちゃ良い。 ブチ切れながら自問自答している。2:35〜メロディアスなサビ来るたび、衝撃受ける。格好良…何…凄い。アウトロの重たさ、主にドラム、有難う。
5.Everything Ends
ボーカルのエコーが怪しさ満点。どんどん勢いを増して爆ぜる。金属感のあるギターとベース、重!0:55〜ここからの重たすぎる疾走感とボーカル命懸けの歌声に圧倒されることしかできない。2:08〜急に甘い声挟まれちゃうとさ…ダメだって…。2:15〜ドラムとギターの協力プレー強すぎる、これ覆面しながら演奏できるものなの…?「全てが終わりだ」な歌詞、良い。そんな時もあるよね。
6.The Heretic Anthem
不気味なカウントからの、ギターというかもはや地響き。ドラム最初から頑張っていて偉い。あらゆるブラストビートに頭が上がらない。1:00〜楽しそう。悪魔の数字「666」を叫んでいるけど。1:56〜どうなっているの。それにしても終始バチバチにキレ散らかしている。アルバム完全再現ライブなんかしたら死者出る。3:16〜「666!!!」って叫びたくなってきた。最後の最後まで命懸けの絶叫。ガラスの割れる音と不穏な音たちに包まれて終わる。
↓覆面から覗く眼球の動きが怖い、格好良い
7.Gently
儀式始まっちゃった。もう助からない。ヒソヒソ囁いている声に包囲されているし、ノイジーなギターのメロディも不気味。1:11〜格好良い。何故か眩しくて希望のあるメロディに聞こえてくる。獣のようなうめき声で頭が冷やされて、そんなことはなかったと思い直した。2:23〜ベースが怖い。ボーカルの猫撫で声からデスボへの豹変っぷり凄まじいパワー。「ヴァ゛ォオオオオオオ゛!!!」の連続。3:40〜ヤバいスイッチが全員に入っちゃった。もうおしまいだ。
8.Left Behind
ドラム本当格好良い…。Corey Taylorの普通に歌っている時の声めちゃくちゃ良い声だな…どういうことなの。怒鳴っている時は人からはみ出していて圧倒的ではある。この曲はなんだか明るめかも…いや、自分がおかしくなっているのかもしれない。2:32〜推進力のあるギターが好き。3:25〜怪しさの渦に飲み込まれていく。
9.The Shape
最初の一撃と息を整えるような呼吸音が良い。ドラム爆発しまくり。ギターも絡まり合って大変。0:40〜「カンカン♪」みたいな二秒間くらいの展開好き。サビ前なんであんなにセクシーな声で歌うの。怒りとセクシーは両立できるのか。歌詞、失恋の歌なのかな。2:00〜ここからのボーカルの捲し立て方、恐ろしすぎる。絶句。絶対別れてからも執念深く復讐するタイプ。口喧嘩とかしたらいつまで経ってもこちらのターンが回って来なそうで心底恐ろしい。許してください。
10.I Am Hated
音の刻みが気持ち良すぎるイントロ。めっちゃ練習しないとこの一体感出せない…あんなおぞましい覆面姿なのにちゃんと練習していて偉い(想像)。沢山の殺気立った声が叫びまくっていて、興奮状態。1:41〜ここ大好き。ギターの斬れ味ヤバすぎ。2:00〜もう法律とか通用しなさそう、わからないけど。恐ろしい叫び声で終わる。
11.Skin Ticket
高音のギターの音がそこら中を這っている。ドラムは野蛮。0:50〜獣だよ。笑っちゃうほど重たい。臓器揺れる。1:17〜怖いから笑うのとか、ヒソヒソ声禁止にしてほしい。殺される感じがしてしょうがない。2:00〜悲しげて悲痛そうな声から、絶叫ブチ切れ、情緒がはち切れている。感情ってこんな振り幅あって良いんだ。もっと自由で居てもいいんだ…(悟り)イェエエ゛ーーーーー!!!!!!!!!!!最後まで誰一人手を緩めることなく重たく過激にブチ切れ、魂を注いでいてもはや感動。
12.New Abortion
聞いたことない音が上空の方で鳴っている。Slipknot は15秒くらいでトップまでテンション持って来れちゃうから凄い。どの曲も身も心もカロリー消費エグい。 1イェエエ゛、 1ボェエエ゛で絶対寿命縮んでる。命懸けで絶叫してくれて有難う…。2:27〜ゾクゾクポイント。そこからのブチ切れっぷり、狂気。喉から炎が出てそう。
13.Metabolic
曲順怒涛すぎる。命燃え尽きてしまう。0:30〜ブラストビート、ドラムが腕と足増量。全音がキレてる。1:08〜全てのことが起こりすぎてもはやパニック。なんかこちらまで苛立ってきた。何にも苛立ってないのに。気も大きくなっている気がする。2:10〜何の音…!?「あなたにとって私は何なの?」とか歌ってて可愛いなとか思っていたらサビが物騒すぎて、全然可愛いなんてものではなかった。この怒りのパワーはどこから湧き出ているのか。最後までバチ切れ。血管切れちゃうよ…
14.Iowa
悲鳴…?物騒。地元アイオワへの愛憎を詰め込んだ15分以上ある曲。この曲のボーカルを録音している間、Corey Taylorが全裸で全身に嘔吐して、割れたガラスで身を切ったという情報があったのですが……真実ですか?嘘であってほしい、恐ろしすぎる。こちらも嘔吐とかして聴いた方が良くないか?ジッとして聴いてていいのか?3:07〜ナイスヘヴィ。3:28〜不穏さ、危なさがこれまでとちょっと違う。怖いから笑わないで…。3:57〜この辺から絶対ガラスで身を切っている。わからないけど。何かに耐えて震えているような歌声。演奏の足取りの重さが怖い。6:23〜嘔吐…?違うか。もう何でもいいから無事でいて欲しい。聴く側も寿命が縮んじゃう。ずっと遠くの方で悲鳴7日鳥の鳴き声なのかが聴こえているの本当…泣。9:23〜ずっとジリジリとした緊張感を保っていたのに大爆発。事件だよ。悲鳴やめて!!!!みんな無事!?!12:14〜ドラムの恐怖演出能力。モンスターみたいな声が聞こえてくる。14:49から終わるまでの不気味な時間怖い!!!!最後の最後まで怖がらせてくれて有難うね…泣
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Slipknotは1995年にアメリカのアイオワ州で結成された9人組のヘヴィメタルバンド。メンバー全員がグロテスクな覆面を被った見た目が特徴で、メンバーは0から8までの番号で呼ばれている。1999年に、KornやLimp Bizkitを手がけたRoss Robinsonプロデュースの1stアルバム「Slipknot」でデビュー。
本作は2001 年に発売された2ndアルバム。デビュー作と同じくRoss Robinsonによってプロデュースされている。タイトルはバンドの本拠地であるアイオワ州から取られている。
↓メンバー情報
(#8) Corey Taylor – lead vocals
(#7) Mick Thomson – guitars
(#6) Shawn Crahan – percussion , backing vocals, editing
(#5) Craig Jones – samplers, media
(#4) Jim Root – guitars
(#3) Chris Fehn – percussion, backing vocals
(#2) Paul Gray – bass, backing vocals
(#1) Joey Jordison – drums
(#0) Sid Wilson – turntables, vocals on "(515)"
「アイオワでのレコーディングは地獄だった」とか、「アイオワには何も幸せなことはなかった」とか、このアルバムを作っていた時期がSlipknotにとって最も暗い時期だったらしくて、メンバー同士の関係はなかなか酷かったのだとか…
全裸で全身に嘔吐し、割れたガラスで身を切って歌うことって普通では起こり得ない…そりゃあ追い詰められるよな…
“素晴らしいものを作る前に、自分自身を壊さなければない”という思想があるみたいだけど、自分のことを大事にして!!!!!!
とか思っちゃったけど、こんな音楽Slipknotにしかできない!!!!体を張ってくれて心を削ってくれて有難う!!!
こちらも本当は嘔吐しながらとか聴きたいけど、そこまで到達することができず本当に心苦しかったな。
ドラムのブラストビート(簡単に言うとマシンガンみたいなエゲツない連打です)は聞くたびに興奮するし、尊敬の念が溢れ出しちゃう。
今回も腕と足が合計で8本くらい生えていて…!
Joey Jordisonにはひたすら「偉い…泣」と思っていました。
それにしてもあのビジュアルヤバいな。ちびっ子泣いちゃうし、泣く子は黙ってもう一回泣くだろうな。
↓少し前にこんな写真を撮っていた!
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ニューメタル/ラップメタルシリーズは一旦今回でおしまい!過激で楽しかった!!
次回からはディスクレビューnote200枚記念企画として、ディスクレビューnote始めた初期の頃に聴いた盤をもう一度聴いてみるという“もう一回聴いてみたシリーズ”をやります!
次回は My Bloody Valentine の『loveless』を聴いてみた編をお届けする予定です。原点回帰感…!!ワクワク!!!
最後まで読んでくださり、有難うございました。
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