LOSTAGE の『Guitar』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は LOSTAGE の『Guitar』を聴いてみた編をお届けします。

ダイナミックなギターノイズが押し寄せ、溢れ出す心に触れてやまないメロディ、紡ぐ想い。

生と死、別れをテーマにバンド史上最も歌とメロディに比重を置いた一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみて下さい!

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intro
始まるワクワクで、耳鳴りするようなギターの音に緊張が高まる。来る・・・

1.コンクリート/記憶

…来た!!!プツッと切られたintroから、ドカンと入ってくるの格好良い。 陽炎みたいにゆらゆら揺れる幻想的なギターリフ。0:47〜のドラムが一瞬消えるところ好き。サビで感情がすべて流れ込んでくるような、押し寄せてくるようなギターの音、ボーカルに心ズタズタにされる。音量上げ目で聴くと、吠えそうになるくらい気持ち良い。3:00〜最高。

2.Nowhere/どこでもない

このイントロ…ギター…好、き…。これまでの作品に比べて、歌に重点を置いた分メロディの良さが際立っている。1:50〜流れ込んでくる感、押し寄せてくる感がある一体感のある演奏に身を任せることしかできない。ここからのメロディずっと好き。2:45〜良良良。心に触れてやまないメロディがひたすら運ばれてくる。静寂のアウトロ。

3.いいこと/離別

テンポが良く、疾走感MAX。夜に聴くと泣くか、走りだすかしかない。0:52〜「ベイビー」が良すぎる。サビ爽やかすぎる。インタビューでボーカルの岳久さんが「歌詞書くのホンマにキライ」と言っていたけど、「クソ離れていく クソ別れていく」って歌詞とても良い。こんな格好いいやけっぱちがあるんだ…

4.Guitar/アンテナ

初期の頃のパンキッシュでハードコア的な凶暴さ垣間見えるノイジーなギターサウンド。ジャキンジャキンなギターに切り裂かれたい。歌の遠さが良い。強烈にノイジーで格好いい…。バッタバタなドラムに興奮する。空間におけるギターの密度が凄い。ノイジー!!

5.深夜放送/Unknown

嵐が過ぎ去った後の静けさ…。歌を聴かせるターン。1:06〜のギターのフレーズ好き。心に染み入る歌声。さっきのギターでみっちみちになっている空間とは違って、余白が沢山ある感じ。余白のお陰で切な美しいメロディを噛み締めまくり。

6.Flowers/路傍の花

幸福感。祝福されてる。ハーモニカの音は明るいのに苦しい…何故…。歌声の、エネルギッシュで光り輝いてる感なんなんだろう。1:43〜好き。ギターの音色も結構力強めにキラキラしている。2:43〜突然ベースと歌が目立つようなこの感じ大好き。ギターの鋭く刻むリズム気持ちが良い。

7.Boy/交差点

三拍子……良。夜中の誰も居ない交差点みたいな雰囲気。柔らかな音色に心を優しく撫でられてる。2:02〜ギターの弦の音が鮮明に聴こえる。ドラムだけ激しさがやや残っているところ、良い。段々とゆっくりゆっくり、静かに曲が終わっていくところで眠りにつきたい…

Interlude

星空。静かな夜。無音とギターの残響音が溶け合う時間の美しさを粛々と味わうのが至高・・・

8.Good Luck/美しき敗北者達

ハァ………。Interludeからの繋がり方にヴッ…泣ってなる。このアルバムで一番最初に出来ていた曲らしい。bloodthirsty butchersの吉村さんの哀悼ために作られた曲。力強く、しっかりとギターは鳴らされているのに、どこまでも優しくて澄んだ美しいメロディ。間奏ずっと聴いていたい。「美しき敗北者達よ」と歌っているのに、前向きでポジティブな感じがする。アルペジオとか、アウトロの壮絶なノイズ、bloodthirsty butchersを感じさせるようで、ただただ目を閉じて聴くことしかできない。アウトロの気持ち良さ凄い、ずっと続くような気がするけど、終わりは来る。美しい!!!

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LOSTAGE は2001年に五味岳久(v,b)、五味拓人(g)の五味兄弟を中心に結成された日本のロックバンド。本作は、「歌モノ」とテーマとして作られ、メンバーチェンジ以降3人編成となってから最も歌とメロディに比重がおかれたコンセプトアルバム。


全然音楽に関係ないことですが、兄弟でバンドを結成するの……めっちゃ良い…!!!!!憧れてしまう。

普段のレビューは基本的に対象のアルバムだけを聴くのですが、今回は本作以前『 CONTEXT』『ECHOES』の2作品を予習しました。

段々とメロディや歌に重きが置かれていく様が感じ取ることができて面白かった…!
もちろんメロディや歌はずっと素敵なのですが、本作はより一層歌を最大限に活かしていて、好きでした。

でも初期のハードコア感強めの荒々しい感じも好き…ウォー悩ましい!!


日本のエモを集中的に攻めて参りましたが、いかがだったでしょうか…?もう、エモ万歳。

まだまだ掘り甲斐のあるジャンルなので、またいつか来ます、日本のエモのターン。


心機一転。マッドチェスターへ…!!

次回は Happy Mondays の『Pills 'n' Thrills and Bellyaches』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!


最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

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内山 結愛
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