Sex Pistolsの『Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols(勝手にしやがれ!!)』を聴いてみた編
こんばんは、内山結愛です。
diskunion ROCK IN TOKYOの階段に並んでいる名盤編!
第一弾の今回はSex Pistolsの『Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols(邦題:勝手にしやがれ!!)』を聴いてみた編をお届けします。
怒り嘲り、吐き捨てるように歌うボーカル、過激で反体制的な歌詞で届ける剥き出しのロックンロール。
パンクムーブメントを象徴する金字塔的一枚。
ぜひ、読んでみて聴いてみてください!
1.Holidays in the Sun(さらばベルリンの陽)
ジャリジャリの足音が気づいたらドラムになってる…!?イントロやギターリフ格好良い。ロックンロール。ボーカルの巻き舌と感情の乗せ方が乱暴でイケてる。「ベルリンの壁」がめちゃくちゃ出てくる。怒り。2:15〜感情の昂りが凄すぎてほぼ「アウアウアアア!!!!」って聞こえる。ギターもギャンギャン。誰も彼らのことを止めることはできなそう。ライブ映像見たらいつかはマイクを食べてしまいそうな勢いで歌っていた!イメージ通り!
2.Bodies
ギターの歪みっぷりが格好良いイントロ。迫り来るドラムにもテンションが上がる。爽快!と思ったら「妊娠中絶」を歌っていた。色んなトンデモエピソードがあるからピストルズにタブーとか無さそう。それにしても歌詞の内容がエグい。0:50〜急に響きが横アリみたいになる。サビで空間が広がる。1:55〜ギターの斬れ味がノコギリ系。重たくてギザギザな音。ボーカルパワーでヤバい歌詞だけど最後まで爽快。最後の「Uh…」が何とも言いがたい苦しみを感じる。
3. No Feeling(分かってたまるか)
初っ端から英語のイントネーション(わざとコックニー訛りで歌っているとか)?リズム?抑揚?多分全てがブッ飛んでいて楽しい。軽快だけど演奏はとても重たい。金属を感じる。1:30〜間奏全てが格好良い!ギターフレーズに血が騒ぐ。
4.Liar
疾走感!「Lie」を連呼して始まるの気持ち良い。「Lie lie lie lie, you liar lie lie〜」が言葉の響きが気持ち良い。そのあと全ての言葉が「ライライライ」にしか聞こえなくなる中毒性のある言葉のリズム。全てが嘘にまみれている。 ベースやっぱり格好いいな。1:38〜もはや警告音みたいになってるギターの凶暴な演奏たまらない。何回「Lie」って言ってるんだ…
5.God Save the Queen
歌詞が攻めているのに演奏はあくまで爽やかなのがまた良い。挑発的なボーカルも格好良い。「God save the queen. She's not a human being and There's no future(女王陛下 万歳 女王は人間じゃない 未来はない)」という過激すぎる歌詞で放送禁止になったり、エリザベス女王25周年の祝典の日にテムズ川ボートでゲリラライブを行なって逮捕されたり、この曲に怒り狂った人間に襲われたり、ジャケットのタイトルが黒塗りにされたり…凄いエピソードがわんさか出てくる。それなのに全英2位を記録してるから凄い。終盤ひたすら「No future」と楽しげに歌っているのが混ざりたくなる。メロディも耳に残る〜!
6. Problems(怒りの日)
常に何かにキレている。自分と似てるな。吐き捨てるようなボーカルスタイルがカリスマオーラを放っている。全楽器、歌声でぶつかって殴り込んでくるようなテンション感にアガる。本気で怒らせるとヤバいからできる限り刺激したくない。3:02〜ここの展開とメロディ好き。興奮と発音のせいか、たまに何を言っているのかわからない時があるけど、それも好き。バグったように「Problems」の連呼で終わっていく。問題だらけ。
7.Seventeen
なんだか懐かしい。青春。17歳がテーマかと思ったら「You're only twenty nine〜」って始まって「29歳かい!」って思った。ボーカルがより一層荒々しくヤケクソな感じ。0:55〜「ヤィヤヤヤィーー!!!」って謎の叫びがあったり、サビの大合唱食い気味で猛烈に興奮していることがわかる。2分で終わってしまう!
8.Anarchy in the U.K.
“パンクのテーマソング”と言われるくらい代表的な曲。この曲は聴いたことある気がする。パパが昔住んでた賃貸アパートの部屋の壁に「Sex Pistols」と殴り書くぐらいピストルズ好きだから耳にしていてもおかしくはないかも…!かなりブチ切れていて良い、怒れば怒るほど格好良くなる。1:00〜最高間奏最高。メロディがどの曲もだけど良い。さっそく「Anarchy〜♪」って口ずさんでしまう。
9.Submission
シリアスな雰囲気でゾクゾクした。ピコピコ音が気になる。ギターが危ない音を掻き鳴らしている。1:20〜良い音!2:00〜謎の音が沢山聞こえる。キュイキュイしてる。2:55〜一瞬鈍い爆発をするギターが良い。ミステリアス。「Submission」の「ミッション」部分が「ミーーーーーーーーッション」って歌っているのが好き。最後咳混んでそれがエコーするのめっちゃ面白い。
10.Pretty Vacant
「Pretty」という言葉が似合わなすぎるから、「Pretty」と連呼しているのが新鮮でツボ。一緒に大合唱したくなる曲が多い。ギターはいつだって素晴らしいけど、ベースラインが耳に残る。
11.New York
好きなイントロ。特に0:10〜歌入りまでのところが好き。メロディが存在しているのかよくわからないボーカルの昂り。いつだってキレキレ。「Kiss」という歌詞のところでキスしてくれてる…?ファンサ?2:35〜ここのメロディとギターの暴れっぷりとベースの絡み方最高。
12. E.M.I.(拝啓EMI殿)
EMIって何だろうって思ったら、ピストルズと最初に契約を交わしたメジャーレコード会社のことなんだ…!超怒ってるし、煽ってるし、それを曲にまでしちゃうエネルギー凄い。怒りは原動力すぎる。2:18〜馬鹿にするような感じで歌う「E.M.I.〜?」、どんな表情で歌っているのかめちゃくちゃ想像できる。 演奏は陽気な感じなのが面白い。A&Mも出てきたから何だろうと思ったら、これもレコード会社なんだ!シド・ヴィシャスが社長室で暴れて、机の上にゲロを吐いたのが原因で契約破棄になったエピソード、本当…?ヤバすぎる。最後、超ふざけた感じで「Hello E.M.I. goodbye A&M」と歌って終わるの煽りスキル高すぎるぜ…
Sex Pistolsは、1975年に結成されたパンク/ニューウェーブ・ムーメントを象徴するロックバンド。活動期間は短くも、反体制的な歌詞、斬新なファッションスタイル、スキャンダルなどで音楽シーンやファンション界にも衝撃を与え、カリスマ的な存在となる。メンバーはJohn Lydon(Vo)、Stephen Philip Jones(G)、Glen Matlock(B)、Paul Cook(Dr)で、1977年に脱退したGlen Matlockの後任としてSid Vicious(B)が加入したが、1978年に解散した。1996年以降は、断続的に再結成。John LydonはP.I.Lを結成。
本作は1977年にリリースされた唯一のオリジナルアルバム。全英アルバムチャート1位を記録した。
↓内山の父は昔かなりSex Pistolsが好きで、こんなエピソードがあります。母からこのエピソードを聞いた時は本当に笑ったな…
演奏も歌声も、攻撃的で命知らずな感じで、ファッションや生き様も含めて本当にパンクなバンドだったんだな…当時は相当な衝撃だっただろうな〜!
スキャンダラスで過激な言動はマネージャーによって過激に演出されていたという噂は本当なのでしょうか…!だとしたら名プロデュース(?)!
というか、ギターも格好良かったのですが、ベースもめちゃくちゃ格好良かったな…存在感ありました。
John Lydonのボーカルも過激な歌詞とバッチリの相性で痛快だった〜
「Anarchy in the U.K.」が一番耳に残るし好きだ!
久しぶりにP.I.Lも聴きたくなっちゃったな、聴きます!
diskunion ROCK IN TOKYOの階段に並んでいる名盤編!第二弾!
次回は Ramones の『Ramones(ラモーンズの激情)』を聴いてみた編をお届けする予定です。
最後まで読んでくださり、有難うございました。
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