Explosions in the Sky の『The Earth Is Not a Cold Dead Place』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回は Explosions in the Sky の『The Earth Is Not a Cold Dead Place』を聴いてみた編をお届けします。

ギター二本が絡み合い、時に眩しく、激しく、溢れんばかりの瑞々しい光を注ぐ。

絡み合うアルペジオが描く、雄大な風景、広がる絶景に感極まる一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみて下さい!

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1.First Breath After Coma

規則的だけど不安煽られるギターの音。心臓の音が重なり、病院の心臓モニターの音を模しているのか…!と合点がいった。1:00〜病院の心臓モニターがこんなに美しく幻想的に展開されるなんて誰も想像してなかっただろうな…。煌めくギター大好き。2:33〜泣ける、心掴まれるの早すぎてもはや情けない。3:27〜凄す……ぎ…ドラム…ギターも何…幻想的な絡み合いの美しさ、眩しい。絶え間なく煌めき続ける時間。8:30〜光に包まれ消滅しそう。このオケに歌を乗せろと言われたら、自分ならプレッシャーヤバすぎて絶対逃走を図る。

2.The Only Moment We Were Alone

ノイジーめな光の音から繋がって始まる。繊細で壮大。リズムを刻むギターが、ドラムが、本当に息ぴったり。1:44〜ア〜〜それはダメです。眩しすぎる。一曲めの後半でも入ってた鈴の音がまた神々しさを倍増。4:31〜静と動の切り替え堪らない。抑えたり開放したりするドラムも、泣くように鳴るギターも心にグサグサ刺さる。7:30〜哀愁の権化みたいになる。寂しい…苦しい…時々訪れる無の時間に色々なことを想ってしまう。8:33〜!?!??!それは…ズルですわ…(号泣)ノイジーなギターのシャワーでビチャビチャ。

3.Six Days at the Bottom of the Ocean

美しい孤独。一音一音に感情移入して勝手に苦しい。アルペジオは一本だけでも良いのに、幾多にも重ねられると鬼に金棒…鬼にチェンソー…とにかく最強。3:30〜すぐそうやって静かに、美しい音色を奏でる…心が持たない。ジリジリと張り裂けそうな高まり。外国の見たことない山脈の絶景見てるみたいな気持ちになる。8:08〜もう許して欲しい。本当に…ドラムがもう…

4.Memorial

…許された。瞑想でもして思考の整理をしろと言われているかのような音色。教会が見える。水面がキラキラしている海に浮かんでいるような気持ち。3:40〜来ちゃった…。4:21〜もう「わぁ〜綺麗〜!!!!わぁ〜!!」って叫び回りたい。7:30〜本当に静と動のメリハリエゲツない。爆発がかなり激しめで素晴らしい。

5.Your Hand in Mine

静……。悲痛なメロディを静かに運び、染み込ませていく。音だけでこんなにも綺麗な景色を浮かび上がらせているの凄い。バタバタと激しくなっていくドラムに何度でもやられてしまう。注ぎ込まれる光。5:00〜美、静。圧巻のラスト。圧巻のラストにうっとりしてたら電車降り過ごした。

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Explosions in the Sky は、1999年に結成したアメリカのポストロックバンド。本作のタイトル、「The Earth is not a Cold Dead Place(この世界は冷たく死んでいる場所ではない)」には続きがあり、CDケースの見えにくい部分に「because you are listening(何故なら貴方たちが聞いてくれているから)」、反対側に「because you are breathing(何故なら貴方たちは息をしているから)」と書かれている。

音楽そのものに、こんなにも溢れんばかりの「光」が詰め込まれたアルバム、未だかつてあったのだろうか…。

うっとり聴いてたら電車降りそびれるくらい、感動的な美しさでした。

一曲の文字数で一目瞭然ですが、一曲が長いと仕上がってしまうみたいです…内山…

このアルバムは、45分で5つのトラックという構成だったので興奮しすぎました。好きなギターが聴こえ続けてもうやめてくれ…でした。「エモ」かと思った。

ポストロックって幅広いから掘り甲斐があるぜ!!!!

次回は MONO の『Hymn To The Immortal Wind』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!

最後まで読んでくださり、有難う御座いました。

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