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ANORAK! の『ANORAK!』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

Midwest emoシリーズ!

今回は ANORAK! の『ANORAK!』を聴いてみた編をお届けします。

爽やかに青く煌めくツインギター、光る豊かなメロディセンス、ナイーブで熱い歌声。

時に泥臭くも美しい、日本のemoリバイバルの名盤。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.中野

少しジャリついた、でも煌めいている美味ぺジオ(美味しいアルペジオのことです)。アルペジオ4本くらい重ねているらしい。ここだけ耐久〇〇時間とかやっても良い。0:22〜光に吸い込まれそうになっていく…

2.浅草

中野から繋がり浅草へ流れ込む。タイトルが良い。タイトルはその土地っぽさを意味しているのか気になる。0:26〜ここの静けさと繊細でダイナミックなドラム好き。歌声とベースラインが夕方。好きな夕方のタイプ(?)、音、メロディで大変。もっと聴きたいというところで終わる。

3.表参道

この曲何回聴いたんだろう。イントロの疾走感と爽やかさ、三ツ矢サイダーとか飲みたい。まっすぐで、無垢な歌声が甘酸っぱい。自然と疎遠になってしまった学生時代の友達のこととか思い出してしまう歌詞。0:38〜「距離はそっと開いていく」のメロディ、細かく動き回っているギター大好き。1:07〜歌詞とメロディが良い💢助けて💢(怒らないで)。1:47〜「戻れない」で初めてグシャっとがなる歌声に「ヴッ…」ってなる。

4.吉祥寺

この曲も何回聴いたんだろう。表参道から吉祥寺の道のりが気持ち良い。青春の輝き、若さの眩しさ。苦しんで、混乱して、後悔していて切ない歌詞。0:58〜ゴリゴリなシャウトと爆発するドラムと、相変わらず青く煌めき続けるギターとの対比が好き。

5.八王子

ギターのフィードバックノイズが引き延ばされて、空間に満ちていく。冒頭ずっと何かの英語の朗読が流れている(写真家のソールライターの手記を読んでいるらしい)。どんどん叫びが感情的になっていく。歌の爽やかさと、叫びの熱苦しさが良い…

6.調布

八王子からテンション感が引き継がれているような調布。どんどん感情が露わに、人間味や青臭さ、泥臭さみたいなものがドバドバと溢れ出るような叫び。「今しかない怒りを忘れないで」という歌詞、好き。ドラマチックな展開とメリハリのある演奏に心がめちゃくちゃになって行く。

7.下北沢

この曲も何回聴いたんだろう。って何回も言っちゃう。どうしたらこんなキラキラなフレーズを思いつくの…泣。眩しすぎて直視できない。イントロのギターにずっと感謝が止まらない。ドラムの跳ねたリズム気持ち良い。1:40〜ア〜〜ずっとこの時間が続けば良いのに…。

8.初台

「ずっとこの時間が続けば良いのに…。」とか思っていたら、デカく刻まれ続ける秒針のような音。メトロノーム…?温かなギターの音。遠くの方で聴こえる生活音や話し声、たまに絶叫。こういうインタールード的曲があるアルバム好き。

9.渋谷

イントロでいつもヤバい。0:04〜高音のギターが光。一音一音楽光の粒。ツインギターの絡み合いにいつまでも感謝。まっすぐで、熱い歌声に心が洗われる。0:53〜歌のメロディとギターのメロディがハモっている…泣。

10.新宿

疾走感ある曲も好きだけど、こういうしっとりで、少し陽が沈んだ夕方みたいな曲も最高に沁みる。ラブソング。終始美しいツインギターのメロディ。1:12〜女性コーラス?より透明感、儚さが高まる。でも新宿はこんなに美しくない…泣。

11.池袋

イントロの天才(そこからもずっと素晴らしいけど)。リズムの止め跳ねが面白い。0:29〜これは一緒に「gone」「Alone」って歌ったら気持ちいいやつ…。ドラムの力強さ、安定感、頼もしい。でも池袋もこんなに美しくない…泣。

12.品川

エッ好き。これまで好きな曲ばかり繰り返し聴いていたけど、「品川」がこんな良かったことに今気づいた。繰り返し出てくるフレーズ、ギターもベースもメロディラインが全部気持ちいいところを通っていく。少しトリッキーなところが好き。時間は何も解決しないという歌詞が切ない。

↓MV、全然上野で面白い

13.聖蹟桜ヶ丘

ゆったりな速さな速さで、静かに美しくダイナミックに展開していく。繊細さと力強さを兼ね備えた一体感のある演奏で、心の鳥肌がブワブワに立つ。この駅は唯一聞き覚えがなかった。降りてみたい。

14.北千住

ドラムずっと恐ろしく格好良い。0:07〜「ブゥウウン」って入ってくるベース巻き戻して何回も聴いた。好き。転がっていくようなツインギターの絡み合い。喪失感に満ちた歌詞と青く切ないメロディ。1:26〜ここからの展開で情緒がめちゃくちゃに。



ANORAK! は、2019年に結成されたバンド。現在のメンバーはKotaro Nakamura(Dr.、Cho)、Crystal Kato(G、Vo.)、Mikuru Yamamoto(B)、Tomoho Maeda(G、Vo.)の4人。2021年にくだらない1日とのスプリットカセットテープ『Split』をリリース。本作は2022年にリリースされた1stアルバム。


14曲23分って本当短い。あっという間だった。

このアルバムは1曲目から通して聴きたいアルバム。

好きなところ巻き戻したりしてたら全然聴き終わるのにその3、4倍の時間かかっていてビックリした〜

Tomoho Maeda(G、Vo.)さんのセルフライナーノーツを読んだら、タイトルの駅名は漢字の形で選んだらしく「漢字の形⁉️」って笑っちゃった。そういうセンスも好きだ…

ANORAK!さんは、RAYの主催に出演していただいたこともあるのです。感激。

今回持っているのはその時に買って、メンバーさんにサインを入れてもらった時のCDです!ウォ〜泣 嬉しかったな〜

最新アルバムはemoとダンスミュージックの融合が起こっていて、スーパー格好良いです。


次回はいよいよ Midwest emo入門記事をお届けする予定です。

お待たせする予感しかしていない!待っていてください!!!!

お楽しみに!

最後まで読んでくださり、有難うございました。

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内山 結愛
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